第67話 遣仙使が来た
貧民街の整備、労働施設各種工場の建設で忙しい日々をおくって居る。
サガ王との約束、サンガ州の改善も殆ど終わりに近付いた。
サンガ州の改善に、予想外に頼りになる7人目の仙人サラと行動を共にする事が多くなった。
「サラの能力って?」
「私の能力はドラゴンよ、それよりルイは能力無くなったの?」
「いや、ジンと同化したから今までより巧みに全て使えるぞ」
「ルイ、東列島王国から使者がやって来た、これが親書」
「東列島王国って聞いた事無いぞ」
「この大陸の東の外れに在る島国だよ」
「ふ~ん…何々?【日出る国の王、日没する国の王に書を送るつつが無きや】随分上から目線の突っ張り手紙だ、若い王が頑張ってるようで微笑ましいね」
「それでね『
「遣仙使?」
「名前はセトクって、仙人王国に派遣された使いの者って意味かな?」
「ルイがあんな事になってたから、もう5日程待たせて居るの」
「セトクはどんな感じの人?」
「先入観植え付けるより、直接会って確かめたら」
ここはサンガ州サガ王の妹サラにお膳立てしてもらうのが一番の得策と、サラに全て任せた。
サガに謁見の間を借り、セトクに謁見を許す事になった。
「
「謁見を賜り恐悦至極に存じ…」
「どうかされたか?使者殿」
「…不敬な表現お赦し下さい、メダ国と交易したく訪問致した所、仙人王国のメダ州との事でモト市を訊ね、フズ市レイ市にノット州、インサ市にリューシャ州、広大な仙人王国をさ迷いルイ仙人王様のもとにやっとたどり着き、仙人王国の偉大さにおののいて居ります、ただ道中噂に聞きましたルイ仙人王様の容姿が全く違うのに驚いたしだいで御座います」
「人は成長する、容姿も子供のままには止まらん、それより書状にあった『謁見を許すので東列島王国へ来い』と書かれて居ったが何の冗談だ?島国を滅ぼしに行って良いのか?」
セトクはダラダラ脂汗を流してる。
小僧では無い、俺は女だ!! 犬時保志 @ysxyz
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。小僧では無い、俺は女だ!!の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます