第61話 ルイのインナーウォー【2】

「さて、どうした物か……」

 辺りを見まわした。

「モヤモヤして、焦点も定まらん?」

 自分は見えるだろう、と手を見たがモヤモヤして、良く見えん。

「今まで、自分が女だと思いこんで、俺自信を見て無かった!だからモヤモヤ形が定まらんのでは無いか?」


 俺は男だ!と心で念じ、俺の逞しい身体を思い描いた。

 己の容姿を見て無かったルイは、男として見馴れた師匠のクマイを思い描いた。

 瞬間ルイの身体は2メートル近い、筋骨逞しい身体になって居た。


「これが俺の身体だ!!」

 自分の身体は出来た。

「モヤモヤ頼り無いジン!お前の真の姿は、もっと小さくて可愛い感じだ!」

 俺が言った瞬間、モヤモヤ頼り無い美女は、150センチ位の可愛い少女に変わった。


 巨体の儂も、少女のジンも全裸だ。

 俺の下半身、気にしない様にして居たが、見馴れた逸物がいきり立って居る。

 俺は少女ジンを、力を込めて抱きしめた。

「ルイ…」

 何か言い掛けたジンの口を、俺は口で塞いだ。

 俺も少女ジンも口が開いてた、自然に舌が触れあった。


 ビクッと震え、ジン少女の舌が逃げる、俺は舌を深く差し入れ少女の舌を追い掛け絡めた。


 少女の後頭部を、儂は左手で押さえて居る、逃げようの無い舌は観念したように大人しく、されるがままになった。

 ジン少女の口内を蹂躙する、ただそれだけで、俺の逸物は猛り狂って居る。


 流石に息苦しくなり、口を離すとジン少女の頭を押さえた左手の、仙人腕輪擬き魔封じの腕輪が光り点滅して居るのが見えた。

《マジンヲネジフセジュウリンセヨ!マジンヲネジフセジュウリンセヨ!マジンヲネジフセジュウリンセヨ!マジンヲネジフセジュウリンセヨ!マジンヲネジフセジュウリンセヨ!》


「魔神を捩じ伏せ、蹂躙する!」

 再び口を押し付け、舌を絡ませ、ジン少女をその場に押し倒した。

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