第57話 最悪!!呪いの腕輪
『3』の探索で調べて行く。
慣れで、3でも普通に動ける様にはなってる。
あまり整理がされて居ない、傷付けないよう優しく掻き分けて、仙人の腕輪に似た物を見付けた。
何か、デジャビュー?
鑑定しようと、無造作に触れたのが不味かった!
仙人の腕輪っぽい物が、勝手に左手首巻き付いた。
辺りが突然静に、静寂に包まれた。
腕輪を調べないと「ジン0」
「······ジン?······おい!ジン!返事をしてくれ!!」
「ルイ?どうかしたか?」
「ん?サガちょっとトラブった······悪いが、仙人仲間だけで話がしたい···防音された部屋は無いか?」
サガは宝物庫の近くに有る、6畳程の部屋に俺達を案内した。
俺は、床を踏み抜かない様に、ソロソロと摺り足で進んだ。
「緊急事態!!仙人仲間だけで相談事だ!!悪いがサガちょっと外してくれ!」
少し寂しそうに、サガが警備兵を連れて出ていった。
「ルイ兄様?ただ事で無い様子、何が有りました?」
「仙人の力が、3のドラゴンで固定された!ジンが反応せんのは、この腕輪の性だと思う!!」
「ルイ兄貴?腕輪なんか無いぞ!」
「ここに着いてるだろ!触って見ろ」
レムは無造作に触れた。
「何も無いぞ?ルイ兄貴の手首を触っただけだ」
「誰も、この腕輪が見えんのか?触れもせんと?
俺しか見えず、俺しか触れん物?仙人の腕輪に似た腕輪だ!
この腕輪が妨害して、ジンと会話が出来ん様になった。
今の俺は鑑定も剛力も、飛ぶ事も収納も出来ん!7個目の仙人の腕輪収納にいれてる!取り出せん。
それだけでは無いぞ!ドラゴンの力が暴走せん様に
全力で押さえて居る、俺は役立たずになった」
「落ち着けルイ!確かに何かの呪いが掛かった様だ、だがお前はドラゴンの力を制御出来てる!
私達が出来る事は多いぞ!安心して些事は私達に任せろ!!ルイはドッシリ構え、指示を出せば良い!」
「そうだよ!ルイ兄様が移動に不安なら、私が抱いて移動するよ」
ドラゴンの力で、邪魔な腕輪を引き千切ろうとした。
その時に限って、腕輪に触れん、なす術が無い!
普通の生活すら儘ならない、制限の掛かった不自由な状態が続く事になった。
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