第54話 モト国は平和だった

 捕虜随分減ったが、それでも2000人程居る、殺処分が一番面倒が無い気がするが。

 リューシャのボイスに任せた。


「お前達の、サンチョ将軍と残存兵は、全て殺して来た!残るは何もせん住民の滅ぶ事必然の国だ!

 戦時捕虜で無く犯罪者として、お前達は処刑だ!

 と言いたいが、ルイ仙人様が許可して下さらん、全員感謝して奴隷として鉱山採掘せよ!良く働き改心すれば開放される事もある!」


 その間リンに、40000の軍を、それぞれの国に送り返して貰った。


 メダ国は農業畜産、鉱山採掘鉄製品の鋳造等で豊かな国だ、逆に豊かだっからサンチョに狙われた。

 復興支援は必要無い、仙人仲間も居ない、モトに行くことにした。



 祝勝会を盛大に開くと、メダ王が引き留めるが、仙人仲間を探す旅、モトと言う小国も気になる。

 モトを目指す事にした。


 防護壁に鈴なりで見送る、兵士達から歓声が響く。

「「「「「「「「「うぉ~~っ仙人王様!!!!」」」」」」」」」


 振り返り手をかざして答え「リン!モトに転移!」

「はい!」

 見送る大勢の目前、欠き消えるのもパフォーマンスだ。

 人知を越える行動は、仙人王国を確実な物にする。



 転移したモト王国は、物凄く小さな国だった。

 規模とすると、ミジン教国より少し大きいかな?って位だ。


 流通の関係で、各国の商人の通り道にあり、山の物海の物雑多な商品で賑わう国ではあった。

 商人都市国家と言った感じで、活気のある平和な小国だった。

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