第44話 インサ王国に殴り込み
「ルイ兄貴!見付けた!!北海一帯のリューシャ王国の外れ、小さな王国だ」
「リン、跳べそうか?」
俺は、馬に回復魔力を流しながら聞いた。
「レムが見える所なら、今直ぐにでも跳べるわ」
アサシと、治療が終った馬も収納した。
「では、全員で殴り込み、殺りますか!」
「ルイ兄様?顔が恐いですわ!」
「暗殺者送る奴は容赦せん!!レム!リン!インサ王の前に転移!!」
「ワォッ!!!」
俺達が突然現れて、王座にふんぞり反っていた、インサ王は王座から転げ落ちて、目を見開き口もボワッと開け、アホ面してる。
俺は即頭を踏みつけ、腕をねじ上げ後ろ手に拘束した。
回りに居た、ジジイ達はエミルが張り倒して回った。
「ウエェ!エミル手加減しろ!」
最初のじいさん頭が潰れてる。
王のバカ声を聞き付け、近衛が押し寄せた。
「貴様!!こんな事してリューシャ王国が黙って居らん!!報復されるぞ!!」
「レム!リューシャ王国が見えるか?」
「見えてるよ!ルイ兄貴!!」
「リューシャ王は見えるか?」
「ルイ兄様!こいつ連れて転移すれば良い?」
「リューシャ王がこいつと結託してるなら、ついでに滅ぼす!転移してくれ!!」
突然目の前に大勢現れ、リューシャ王も驚いた顔をしている。
流石に無様な態度は取らず、固唾を飲むに留めておる。
「ジン!0」
『あいよ!』
リューシャ王のオーラはオレンジだった。
「リューシャ王殿!突然の無礼ご容赦願います!私は仙人王国ルイ仙人王です!お見知りおきを!」
「無礼の理由は、このインサ王に暗殺されかかり、報復の最中リューシャ王が私に報復すると、この者が申すので確認に伺ったしだいで御座います!!」
「おう!そなたが、今をときめく仙人王で有るか!我はそなたの次に大国のリューシャ王国、リューシャ王である!お見知り置き下され!!」
「既に仙人の目で、リューシャ王に敵意は無い事は見えて居ります」
「話が早くて助かる、我が国はインサ王国とは無関係!心行くまで報復されるが良いぞ!!」
「リューシャ王、インサ王国要ります?」
「お荷物は要らん!インサはアサシン部隊しか取り柄が無い」
「御前を汚す事、ご容赦!エミル仙人!インサの首を捻ろ!」
「ルイ兄様、了解!」
「わっ!わぁーっ止めろ!止めてく······」
グキッと鈍い音と共に、インサの首は真後を向いて息絶えた。
「ジン!5」
『あいよ』
アサシ指揮官と、シン、サシ副官3人が転げ出た。
「お前達の雇い主は、俺が成敗した!俺の命を狙ったお前達も、同じ様に成敗する所だが、こいつに命令されただけで有ろう?俺の手足になって忠誠を誓えば取り立ててやっても良いぞ?」
⦅ジン0⦆『あいよ』
3人のオーラは黄色。
「仙人の目で確認した!忠誠受け取った」
「エミル縄を解いてやれ!」
エミルは、無造作に縄を引き千切った。
「リューシャ王、改めて挨拶に来る、皆!帰るぞ!!」
「ルイ仙人!暫し待たれよ!!
あのサンガ王国がルイ仙人王国の配下になったとか聞き及んで居ります!!
我がリューシャ王国もルイ仙人王国の配下にして貰えぬだろうか?
配下になる見返りは、海産物を利用した特産品の開発を希望するのみ」
強引に押し掛けたが、結果オーライ
(あれ?もしかして、天下統一出来た?)
『ルイ!オーパーツの腕輪が有るぞ!使い手はリューシャ』
「何ですとぉ!!」
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第一章天下統一終了です。
まだルイ仙人の話は続きますよ!
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