第33話 敵はギル帝国
「サガ!ギル帝国って知ってる?」
「あぁ、ギル帝国は、この近辺最大の国だ、違ったルイの仙人王国の次に大きい国か」
「俺の国って?デカイのか?」
「無自覚かよ!!仙人王国程住民が豊かで楽しく暮らせる国は大陸中探しても無いぞ!!」
「そうだろう?俺は住民が豊に楽しく暮らせる国を目指してるだけで、デカくする気は無いぞ」
「デカイぞ!!大陸2位の大国だ、仙人王国は」
「それ程か?」「それ程だ!!!」
「ギル帝国滅ぼして、取り込むと大陸1位になるか?」
「あぁ1位だな」
「1位になると、チョッカイ掛けて来る奴居なくなるか?」
「いや!チョッカイは、増えるだろうな」
「·····そうか、増えるか·····」
ルイは考えた。
侵略やいざこざ、戦争を無くすにはどうすれば良いのか、単純に他国に恐れられる不敗の大国になれば、平和になると思ったが、逆に争いは増えるとか。
以前のマルカクの様に、侵略すればお荷物になる貧乏国にする?
それだけは、何が何でもやってはダメだ!!
住民から笑顔を奪ってはならない。
「サガ!大陸の全ての王国を平定、天下統一すれば争いは無くなるか?」
「そうだな、無くなるかかも知れん、ルイが天下取り統一してどの様な
「ルイ兄貴!敵は自滅遁走始めたよ」
「そうか····取り合えず、寝る」
俺の言葉で、緊張して成り行きを見ていた、フズの兵士達も解散して行った。
「ルイ仙人様は凄まじいお方だな!」
「ノットリの奴ら、無謀な事をしたもんだ!」
「お陰で俺ら安泰だ!」「仙人様々だ!!」
俺背が低いから、後ろを歩いてるのに気付いて無い。
フズの兵士達、一応俺に好意的だな、まっ、恨みをかう事はして無いし、もっと感謝しても良いぞ!!
ユックリ休めた、この部屋は元王の寝室って言ってた。
小国だが、王の部屋はそれなりに贅を凝らしてる。
ギル帝国を知ってるフズ兵に、案内させようと指示を出してると。
「ルイ兄様!転移した方が早いですわ!!」
「お前みたいな美女は目立つ、コッソリ敵情視察出来ねぇ」
「まぁ!!美女って言って下さって、嬉しいわ!是非転移でお役に立ちます」
「待て待て!俺の言ってる事、分かってる?」
「私、ギル帝国に行った事がございます、レム抜きで転移出来ますよ!デートですわ!!うふっ」
「俺を何だと思ってる!!俺は女だぁ!!」
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