第28話 頭を押さえる

「お前、住民の評判最悪だぞ!俺は真に受けて、お前と側近を討伐するために、ここに来た!!」


 ノット総統以外、数十人が殺気だった。


「ルイ仙人、住民は朕に感謝し、豊かに暮らしておるはず?」

「誰がそう言う嘘を、お前に植え込んだ?」

「重鎮のウソベにカタリも言って居るぞ」


「お前の取り巻きはなって居らん、恐らく私服を肥やす事に必死の寄生虫ども、処分せんと帝国は滅ぶぞ!!」


「ノット総統!!ガキの戯れ言に、惑わされてはなりません!!!」

「その通り、我らは誠心誠意仕えて居ります!!」



「取り合えず、俺が仙人であること証明してやる。

 襲って来て死にそうな、二人の治療をして見せる!」


 潰れかけて、ヒクヒク痙攣してる二人に軽く触れ

⦅ジン3⦆

 ドラゴンの魔力を流してやった。

 二人が微かに輝き、元気に飛び起きた。

「おうっ!!見事な仙術じゃ!!外見で侮って済まん事をした!許してくれ!!!」


「言い忘れていた、俺は元マルカク王国、現仙人王国の国王、それから、アラス王国、お前達が攻め滅ぼす事を進めて居る、現在パルゥ王国の国王もやっておる」




「サンガ王国も、ルイ仙人の配下だ!!儂はルイ仙人の友サガ王である!!」

「「私達はパルゥの二粒の真珠!!ルイ仙人の配下よ!」」

「「ルイ仙人様の側近シロとゴロ!!」」

「配下のチョッカク大将軍!!」

「同じく配下のゴンザ大将軍!!」


 リンの転移で突然現れた援軍の口上、理解出来ない現象にその場は静まりかえった。


「パルゥの二粒の真珠、リンとレムは仙術が使える、俺一人でノットリ帝国を滅ぼす事が出来る、ましてこのメンバーが揃えば10回は滅ぼせるぞ!!ノット総統!お前はどうする?考えろ!!!」

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