学校というのは閉ざされた空間でありつつ、子どもがやって来ては帰っていく、開かれた空間でもあります。その――学校という、閉じつつも開かれた世界に起こる事件に挑むのは、学級委員と用務員のバディ(相棒)です。「それはない」と思われる可能性もきちんと考え、行動する――そのバディの活躍の舞台は、学校のみならず、子どもたちの行きつけのお店にまで及びます。短編という限られた字数の中ですが、事件をふたつも解決しています。油断ならぬ二人――バディの活躍、ぜひご覧あれ!