第15話 フィールドボス:1
一瞬の浮遊感の後、瞑ったまぶたの状態でも光が落ち着いたことが分かり目を開ける。開けた視界ではまぁまぁ広い草原が見て取れた。警戒しながら周りを見渡す。
「ということでボスのエリアに入って来たんだけど…いない?」
…いや、多分ボスのエリアに入ることが出来たし
「うーん、少し歩くのかなこれ?」
「きゅ?」
「じゃあ行k…っと」
まぁそんなこんなで進もうとした矢先に草むらから突っ込んできたので横に避ける。
「まぁ、このくらいだと避けれるy…っと」
どうやら二段構えでの行動だったようで避けた矢先にさらに別の草むらから二匹出てきて襲ってきたので勢いを
「というかユオンの方にも一匹いるね。」
まぁ普通に空中に避けれているから問題なさそうだけど。
「さて、とりあえずは…【ライトショット】!」
『「グラスウルフ:ver.FB《フィールドボス》」 LV.18
体が草でできたウルフ。ウルフから特殊進化する際に、周辺の草の性質に応じて能力が変化する。本来のウルフより集団戦による攻撃が得意になっており、組織的な狩りが得意。』
「グラスウルフ?」
なんか大分シンプルな名前だね。弱体化していてなお
「【ライトショット】っと」
とりあえず一匹に狙いを定めて放つ。直撃を確認することもなく追従するように進み「
「これで…1匹目!「ウォン!」…まぁ、やっぱり?無理だよね。」
とりあえず何も知らないかのように演技しながら斬りかかったけどやはりと言うべきか体が葉になって消えて少し離れた位置で元に戻った。違いをあげるなら
「なんかさっきまで居なかった子がいるね」
ユオンの方も戦っているのを横目に見ながら、先ほど戦っていた2体のそばにいる
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