第13話 フィールドボス…前の
とりあえず
「大分並んでるねぇ…」
「きゅ~…」
どうやらボスに挑めるのは一組ずつらしく、そこのエリアの中に入るのを待っているのか列ができていた。
「どうしよっかなぁ…」
一応並ぶこともできるが変に話しかけられるのも面倒だしなぁ…
「まぁ空くかは分からないけど少し時間がたってからまた来ようかな。急いでるわけではないしね。」
「きゅ♪」
「そうだね。とりあえずせっかくバケツも買ったし
ということで少しばかりダンジョンの方へいくことにした。
「ん。やっぱり静かでいいけど…っと」
中に入って割とすぐに
「ん~、やっぱり一回出るとモンスターは復活するみたいだね。」
「きゅ!」
「あ…まぁいっか。」
とまぁ素直な感想を漏らしているとユオンが突っ込んでいった。そういえばボスの方はどうなっているのだろうか?復活してたりするのかなぁ。そんなことをユオンが戦っている間に考えていた。一応で鑑定してみるとレベルが少し上がっていたが問題なさそうにしていたのでユオンに任せる。
「さてっと、とりあえず一回
「きゅ」
そんなわけで昨日と同じように進んでいって見たけど…
「…いないね。」
まぁ復活はしないことが分かった。まぁさすがに無理だよねぇ。また報酬を取るとかになっちゃうし、そこら辺はちゃんとしてるのだろう。そもそも報酬の卵になんか気になること書いてたし。
「んでここまで来たらやっぱり道中の敵はいなくなると。」
「きゅ~」
と、いなくなっていたので当初の目的通りに水を取りに行く。
「よし、ここだね。」
そんなこんなでバケツに水を汲んだ。
「ん~まぁまぁ時間たったしそろそろ行ってみる?」
「きゅ!」
「ん。とりあえずここを出て…いや」
周りを見てみると空が大分暗かった。そういえば今現実の方では昼頃だからこの世界では夜になるのか。
「そうだなぁ…せっかくだし今日はここでイベント前の予習としてテント張って夜を明かしてみようか?」
「きゅ」
「ん。じゃあとりあえずテントを張ってっと。」
過去に[
「せっかくだし焚き火もするか。」
ここでとれた「迷宮隠邪木妖の枝」をいくつかと火打ち石を使い火をつける。普通なら麻紐なども必要なはずなのだが試してみると枝の時点できちんと火がついたので驚いた。そこら辺は現実世界と少し違うらしい。
「ん~これなら十分だね。」
そんなこんなで長時間燃えるように並べてから寝間着の方に切り替える。ここも現実と違ってステータスの画面から選択して装備するだけでいいからいいよね。
「さーて、この世界ではどこまでしっかり寝れるのかな?」
何回か昼寝といった形では眠ることはできていたが…しばらくしてテントの中に入ってみると説明が出てきた。どうやらこの世界での設定した時間に起床できるらしい。もちろん代わりにログアウトとかもできるらしいけども本当に現実世界もリンクして眠ることもできるそうなので寝てしまうことにする。
「ん。ユオン」
「きゅ」
ユオンを呼んで抱きかかえて横になるテントの入り口のとこに枕を置いて空を見上げる形だ。
「ここでも星があるんだね。」
空には満天に広がる星々があった。
「いつか行けたりするのかな?」
「きゅ?」
「ん。そのときはユオンも一緒にね。」
「きゅ~♪」
「とりあえず寝ようか。明日は
「きゅ…」
「うん。おやすみ」
きれいな星の下でゆっくりとまぶたを閉じ、意識を手放した。
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