第11話 道具屋へ

「まぁ探す前に地図がないんだけども…まぁ普通に街のことなんも知らないし観光もついでに兼ねて周りますか〜」

ということで目的地はあるものの、のんびりと探していく。と言っても屋台やら薬屋やら飲食店が殆どではあるケド。武器屋とかもあるんだね。看板では「ソーエンポドウ」と書かれている。

「ちょっと気になるし見に行ってみようか。」

となかに入ると声をかけられた。

「いらっしゃい。そこに飾ってあるのなら在庫もあるし言ってくれたらいいぞ。」

「分かりました。」

ということでちょっと武器屋を見てみたわけだが…

「ん~やっぱりほとんど今は必要ないかな。性能自体も普通に今持ってるモノの方が高いし。…普通ならいきなり高いのを持ってるわけないと思うんだけどもね。そうだな~投げナイフを5本と短剣を買っておこうか。狭いとこで戦うなら良さそうだし。」

ということで欲しいものを伝えると

「了解だ。投げナイフ一本400ゴールドで五本で2000ゴールドだな。んで短剣が3000ゴールドだから計5000ゴールドだな。」

「ん。これでお願いします。」

「おう。ちょうどだな。今後ともごひいきにー。」

ということで5000ゴールド払ってから店を出る。ちなみに買ったものの性能は


『「柔鉄の投げナイフ」  品質:普   レア度:コモン

(片手消費)STR+1  AGI+2 

装備するモノではなく敵に投げて使うナイフ。柔鉄と呼ばれる変形がしやすいものを使用しているため堅いモノに当てるとすぐに壊れてしまう。癖がなく、使いやすい形をしている。』

『「見習いの短剣」  品質:普   レア度:コモン

(片手消費)STR+2  AGI+2 

見習いの者が使用する短剣。両手に装備できるため手数に優れる攻撃ができる。敵に接近するため必要があるため注意が必要。癖がなく、使いやすい形をしている。』


となっていた。まぁ、柔鉄という素材も気になるところだけどもとりあえず道具屋を探すのを再開する。歩いているとかぼちゃの形をしている少し派手めな看板を発見した。

「ん。ここ…かな?」

看板では「ジャックレイトオブオールズ」と書かれている。…長いね?一応中を覗いてみると雑貨屋みたいな感じの内装だったので恐らくあってはいるだろう?ということで中に入って奥にいる店主に声をかける。

「ここって道具屋で合ってますかね?」

「ん、いらっしゃい。そうだよ。何がいるんだい?」

「そうですね…何が売ってるかのメニュー…とかそんな感じのものありますかね?」

「あぁそうだね。ほいこれどーぞ。」

ということで表をもらい買っておきたいものを揃えておいく。

「えーと、まぁまずはさっきポーション作ってる時に思った通りに大きめな容器…バケツでいっかなぁ?後は…」

そうだなぁテントは必要で装備的な意味は無いけど寝巻きも買うかな。後は何に使っても絶対役に立つだろうし縄を2つほど買うのと…って枠は1つで一枠使うのね。装備と同じ感じの扱いなのかな?後は…火打ち石あるのね。火をおこす手段もほしいしこれも買って、あーツルハシとショベルも買うか。

「ん~、時間があったらユオンと遊べるかもだしボールも買っていこうかな?」

「きゅ~」

「ん、ゆっくりできそうだったら良さそうだよねって。」

「きゅ♪」

とユオンと話していると店主が声をかけてきた。

「ん?お客さん…そいつはもしかして新種の個体だったりするのかい?私は見たことないが。」

「え?…あーまぁそうですね。それがどうしましたか?」

「きゅ?」

「いや…それなら1つ依頼を受けないかい?」

そう声をかけられるとともにアナウンスが流れた。

『エクストラクエスト「珍しい物好き■□の依頼」を受ける条件を満たしました。

受理しますか?』

「はい?」

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