第10話 クエストと報酬金
「ユオン、終わったよ?」
「…きゅ~、きゅぁ~」
一通り、というか小ポーションと普通のポーションを作っただけだけども小をそれぞれ32、普通をそれぞれ48作っていったん止めた。理由としてはポーションをインベントリに入れた時に一枠16個分入れると次の枠の方に移動していたからだ。どうやら16個で一枠あまり切迫しているわけではないし、インベントリを圧迫しないためにもきりが良いところで止めておいて残りの材料はそのまま「リーフ」や「グラス」のままでインベントリに入れておくことにした。…まぁ必要になったらまた作ればいいしね。そんなことを考えながらユオンを起こしてダンジョンを出ることにした。
「さて、ここを出るとするとやっぱり道具屋かなぁ?ここでとれる水も入れる容器も買わなきゃだし。お金は…ギルドで何かあるかな?」
「きゅ~」
「はいはい。いきますよ。」
そんな感じで色々考えながら歩いているとユオンが急かしてくるように前を飛んでいったので声をかけながら追いかける。とりあえずダンジョンに入ってきた方向の方に戻るように進んでいく。まぁ実際はボスのいた部屋に脱出?用の魔方陣が出るらしい。まぁ
「っと、ここだね。」
「きゅ」
「ん。じゃあ出ようか。」
というわけで入り口につきそのまま出る。何かアナウンスが…的なこともなく普通に出れた。
「さて、いk…っと。急に乗らないでよ?」
「きゅ♪」
「…まぁいいか。さーてまずはギルドかな」
出てからすぐに頭の上にユオンが乗ってきた。うれしそうにしている様子を見てると怒る気も失せてくる。まぁ怒る気なんて元からないけど。そんなわけでギルドに向かう。街の前の門番にカードを見せて中に入る。まぁ街に入ってからもすごく騒がしかったけど。イベントのことやら
「まぁとりあえずいこうかな。」
「…」
ちなみに今の状態だと竜をテイムしているのが目立ったりしたら勧誘とかでめんどくさそうなのでユオンを【送還】しようと思ったんだけど…ユオンが嫌がっていたのでやめておいた。そんなユオンは頭の上でおとなしくしている…というよりなんか丸まって低い姿勢になって帽子みたいになっている。何でか知らないけどばれていないのに疑問を覚えてしまう。一応ユオンのステータスを見るとなぜか【擬態】を覚えていたのでそれのおかげなのだろう。周囲の人の中におそらく「劣兎」の毛皮で作ったであろう帽子をつけている人もいるし、それに似ているのかもしれない。
「こうなると早く装備も整えないと不格好だよね~。白い帽子に見た目だけは二本の杖携帯してる過去の田舎の村人が着てそうな服だし…」
そんなことを考えていると冒険者ギルドについたので中に入る。セトと来たときほどではないが大概騒がしかったが無視して右手側にある魔道具にて達成可能なモノを受ける。受けられるクエストは
『「
報酬:討伐数×15G 』
『「
報酬:討伐数×25G 』
『「
報酬:討伐数×20G 』
『「
報酬:討伐数×30G 』
『「ヒールリーフを納品する」 難易度:☆×1
報酬:採取数×35G 』4552101470
『「マナリーフを納品する」 難易度:☆×1
報酬:採取数×40G 』
『「ヒールグラスを納品する」 難易度:☆×2
報酬:採取数×70G 』
『「マナグラスを納品する」 難易度:☆×2
報酬:採取数×80G 』
だった。ちなみに討伐数の確認は受付でカードを見せると自動的にカードにカウントされているので確認してくれるらしい。薬草関連のがお金稼ぎに良さそうなのは手間や役に立つからかな?討伐系は人気高そうだしね。他にも「ダンジョン発見」とかのもあったがまだ目立ちたくないので受けなくていいだろう。それらを受けて札をとり、受付に向かう。まだ並んでいたのでそれに続き順番が来たのでそれを受付で渡す。
「8つ分お願いします。」
「はい、かしこまりました。カードを確認させていただきますね…確認できました。討伐の方はそれぞれ、975、150、1060、240の計2425
そう言われたのでインベントリを確認する。とりあえず自分でも使うだろうし残す分を考えると…全部20位残しておいて
「これでお願いします。」
「確認します。…ヒールリーフが13個。マナリーフが6個。ヒールグラスが21個。マナグラスが14個で計3255
「ありがとうございました。」
「いえ、こちらこそ。ご健闘をお祈りしています。」
というわけで報酬をもらってギルドから出たわけだが…こう思うと前回くらいテイマーギルドで受けた報酬の150000がすごいなぁ。これだったら多分お金も足りそうだし
「よし道具屋探すか~。」
そんなことをつぶやきながら街の散策を始めた。
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