第8話 素材の採取
というわけでボスのエリアだったところを抜けて元のところに戻っているところだけど…
「なんというか…
「きゅ~?」
「いやまぁ今は薬草系統探してるし問題ないんだけどねぇ。というか何も分からないんだよなぁ。草周り見てみて取ってみてもただの『草』だったし…」
うーん、何か必要なのだろうか…
「あ~、もしかしてスキルにあるかな?」
というわけで見てみたところ…【採取】というものがあった。
『【採取】:「〇〇リーフ」「〇〇グラス」「〇〇草」等を採取するために必要な一般的なスキル。この世界の住民のほとんどが獲得している。レベルが上がると品質が上がる。』
チュートリアルの時と同じようにSPを2使うようなのでそのまま消費して獲得する。まぁ正直まだポイントに余裕あるし、必要に思ったときのために他のは貯めていこう。イベント中に取得できるって書いてあったしそれに使うときにないとかになったら大変だしね。というわけで取得してから辺りを見わたしてみると
「…まぁ何も変わらないかぁ。って鑑定できるようになってるのかな?」
先程採取してみたところから少し離れたところに新たに鑑定できるようになっていた。鑑定してみると『採取ポイント』という表示がされていた。鑑定だけでは何が取れるのかはわからないらしい。ということで二回ほど採取してみると『採取ポイント』の表示が消えてしまった。どうやら二回しかできないらしい?いやもしかしたらそれぞれによって変わるのかな?と試してみると三回やら一回やらとずれていたのでランダムらしい。まぁたくさん作ってみたいし…
「採取がんばろっか…これユオンは…無理っぽいね」
「きゅ~…」
「いやいや、責めてるわけじゃないからね。ユオンは…敵はいないしまぁ好きなことしてていいよ。」
「きゅ~…きゅ」
「んっ。頭の上にいるのね。」
「きゅ!」
というわけでユオンを頭の上にのせて採取を開始する。どこで覚えたのかわからないけど鼻歌らしきものがご機嫌そうに聞こえる。このゲーム始めてからは出してないはずなんだけどなぁ?
しばらく採取して得たのがこれら、
『「ハートリーフ」 品質:中 レア度:コモン
世間一般的に生えている薬草の一種。魔力が薄い場所に生えやすい。そのままでも回復効果はあるが、ものすごい苦みがあるためおすすめはできない。また回復能力は低い。回復量は、25ほど。』
『「マナリーフ」 品質:中 レア度:コモン
世間一般的に生えている薬草の一種。魔力が薄い場所に生えやすい。MPを回復する効果があるが、ものすごい苦みがあるためおすすめはできない。また回復能力は低い。回復量は、20ほど。』
『「ハートグラス」 品質:中 レア度:コモン
世間一般的に生えている薬草の一種。「ハートリーフ」の上位薬草とされる。魔力が少し薄い場所に生えやすい。そのままでも回復効果はあるが、ものすごい苦みがあるためおすすめはできない。また回復能力は低い。回復量は、50ほど。』
『「マナグラス」 品質:中 レア度:コモン
世間一般的に生えている薬草の一種。「マナリーフ」の上位薬草とされる。魔力が少し薄い場所に生えやすい。MPを回復する効果があるが、ものすごい苦みがあるためおすすめはできない。また回復能力は低い。回復量は、35ほど。』
「この四つが取れたけど…数的には「〇〇グラス」関連のほうが多いんだよなぁ。上位って書いてるし「〇〇リーフ」のほうが多いと思ったんだけど…ん~まぁ役に立つ分にはいいかな?そういえばチュートリアルに使った「薬草」はたしかこれらよりも効果が高かった気がするけどこれらの素材よりも上位のものなのかな?」
もしかしたらここのダンジョンだからいいのが取れたとかかもしれないけれど…あとは確かアンナさんがいい水とか使うと効果が上がるとか言ってたから
「とりあえずここのダンジョンに水辺があるか調べてみようか?」
「きゅ♪」
ということでつぎは水辺探しだね。
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