第4話 アップデート後のステータス確認(カナタ):1

よし掃除も終わったし<BMW>をつけてベッドで横になってっと

「『リリース』」



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⋯ザァ-⋯ガサガサ⋯


木々の音が聞こえて目を開ける。

「あ、ログアウトしたところからなんだね。」

そう、ここはアップデートが起きる前に入っていた隠しダンジョンである「隠れ木の森」のボス、「ハイディング・オルクス」がいたところであるエリアだ。本来ならトリチュアールの噴水前にスポーンするはずだがここは安全エリア扱いらしい。

今までにもいくつか安全エリアなるものを発見しているらしくそこでログアウトをすれば次回ログイン時のスポーン位置はその安全エリアになるらしいのだ。

「ボスがいたところが安全エリアかぁ。確かにボスさえ倒せば安全になるもんだよね。出る暇もなかったし⋯っとユオンを呼ぼうかな。そのあとに、ステータスの確認とスキルとか称号とかの変更確認しないと」

というわけで早速ユオンを【召喚】した訳だが⋯

「きゅ〜♪」

「やっぱり頭の上なわけなのね。まぁいいけど」

やはりと言うべきか気に入って定位置化しているような気もする。こちらとしても癒されるし重さも全然感じないから問題ないのでそのままにしておく。

「さて、まずは自分のステータスを確認っと」


[カナタ] 〈見習いテイマー〉 〖人間〗  種族LV.16 職業LV.8

HP 650/550〈+100〉  

MP 370/270〈+100〉

STR 30 ⦅+7⦆ 〈+20〉 {+12}   S[69]          

VIT 21     〈+10〉 {+8}   S[39]   

INT 30     〈+10〉 {+8}   S[48]        

AGI 38 ⦅+12⦆ 〈+20〉 {+14}   S[84]      

DEX 26 ⦅+5⦆ 〈+10〉 {+10}   S[51]   

LUC 44     〈+30〉 {+16}   S[90]

残りSP 16

残りBP 0

残りLP 55

装備↓

右手「初心者の木刀」

左手「×」

頭「」

胴「」

腰「」

足「」

アクセサリー(6/7)↓

「シルバーリング」

スキル↓

【テイム術 LV.8】残りテイム可能数(2/3)

【鑑定 LV.7】

【光魔術 LV.5】

【戦舞踏 LV.5】

【調薬 LV.1】

【育て上手 LV.5】

【刀術 LV.15】

【抜刀術 LV.15】

称号↓

〔アンナのお気に入り★〕

〔卵から育てし者★〕

〔竜種を従えし者★〕

〔新種をテイムせし者★〕

〔来訪した者〕

〔称号収集の第一歩★〕

〔隠しダンジョン発見者★〕

〔「隠れ木の森」初見クリア者★〕

〔見習い侍★〕

〔幸運乃七〕


「…うーん、全体的には2つレベルが上がっている感じかぁ…アップデートによるLPの配布分も合わせて55もあるからどれに振るかも迷うし…ってそうだスキルとか称号も確認しないと」

というわけで調べてみると、効果が変わっていたりしたのは新たに手に入れてた装備含めて合計5つ。


『【戦舞踏】:敵の攻撃を避け続けることで、自分のSTRを上げる。相手の攻撃を十回連続で避けるごとにより、自分のSTRを1%上げる。初期値の最高は10%。最高値は、スキルのレベルが上がるごとに高くなる。しかし、敵の攻撃によりHPが減ると効果が切れる。さらに、副次効果として、舞踏などの踊ることへの補正が入りやすくなり、うまく踊れるようになる。

消費MP・クールタイム共になし。自動発動のパッシブスキル。現在最高値12%』


『〔称号収集の第一歩★〕:称号を5つ獲得したものに贈られる称号。称号に書かれている自分に対してメリットになり得る%に関する効果に+5%分を追加させる。しかし、★の効果によって+5%の代わりに+10%に変わっている。』


『〔見習い侍★〕:職業<見習い侍>に就くことなく刀使いとして認められたものが入手することのできる称号。刀を使う際に攻撃力が微増する。また、★の効果によりAGIとSTRを10増加させている。』


『【鑑定欺瞞】:所有者以外がこのスキルがついているモノに対し鑑定する際、鑑定結果をあらかじめ所有者が設定した数値や説明などに変換させる。しかし、相手のレベルなどによってはスキルの効果が無効化される。』


『【双嗣梟】:「嗣梟」と銘を打つ武器を自身が装備している場合、この武器と「嗣梟」の武器を同時に装備しているときに限り双方の武器を(両手消費)から(片手消費)にする。また、「嗣梟」についているスキルとこの武器が所要しているスキルを共有化し双方の武器で使用することが出来る。』


だった。簡単に変更内容をまとめると、【戦舞踏】は敵の攻撃自体に当たっても大丈夫になっている。…まぁ、ダメージを受けなければだけど。

〔称号収集の第一歩★〕ではメリットのある効果だけに変わっていて、〔見習い侍★〕ではステータスを増加させる効果に変わっている。

【鑑定欺瞞】に関しては少し説明がわかりやすくなっている感じかな?

【双嗣梟】については片方だけだったのが両方に付くようになった感じらしい。

全体的に見てみてもあまり変わることはなさそう…というのが感想になる。元から敵の攻撃は避けてたし、今のところメリット効果のある称号しか持ってないし…

残り3つも手に入れたばかりで手に入れたばかりで能力確認もできてなかったしね。

さーて⋯杖の代わりに刀を装備してからステータス振ろうかな。それによって、また称号補正で変わるんだろうし…


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