第10話 隠しダンジョン:クリアと報酬
さて、しばらくユオンとじゃれあいながら余韻に浸っていたらアナウンスを聞き逃したのでインフォとして確認していこう。
『ハイディング・ウルクスを討伐しました。』
『レベルが上昇しました。』
『スキル【鑑定】のレベルが上昇しました。』
『スキル【光魔術】のレベルが上昇しました。』
『スキル【戦舞踏】のレベルが上昇しました。』
『スキル【テイム術】のレベルが上昇しました。』
『プレイヤーの一定以上の行動・技能を確認。よって、スキル【刀術】をLV.15で獲得。』
『プレイヤーの一定以上の行動・技能を確認。よって、スキル【抜刀術】をLV.15で獲得。』
『〔隠しダンジョン発見者★〕の効果によって、称号〔隠しダンジョン:「隠れ木の森」初見クリア者★〕を取得します。以降、称号〔隠しダンジョン:「隠れ木の森」初見クリア者★〕は、称号〔「隠れ木の森」初見クリア者★〕と表示されます。』
『適性の職業に就くことなくスキル【刀術】を獲得しました。よって、職業の代わりに称号として、〔見習い侍★〕を取得します。』
『隠しダンジョン「隠れ木の森」初クリア者の職業を確認……。
職業<見習いテイマー>を確認しました。よって報酬に「梟の卵」を追加します。また、クリア者の称号にて〔見習い侍★〕を確認しました。よって報酬に「
…クリア者の称号〔「隠れ木の森」初見クリア者★〕を確認しました。よって、報酬の「梟の卵」を「隠密梟の卵」に変更します。また、「
『隠しダンジョン「隠れ木の森」をクリアしたことを全プレイヤーに通達します。名前を表示させますか?』
…うん、なんかもう、なんだこれ?なんかいろいろ来てたんだけど。
とりあえずは、周囲に知られるのは面倒なので、表示させませんけども。
というわけで、表示されている選択場面から「NO」を選択する。
〚ワールドアナウンスとして全プレイヤーに通達。隠しダンジョン「隠れ木の森」が[匿名]によってクリアされました。〛
〚ワールドアナウンスとして全プレイヤーに通達。[匿名]が条件を開放し就くことが出来る職業に<見習い侍>が追加されました。〛
というわけで、また流れましたけど気にしないことにしよっと。とりあえず報酬確認するかな。称号とかまた増えたし、ステータス管理は最後に回してっと、見た感じの報酬は、
『「隠密梟の卵」 残りMP 1500/1500
ハイディング・ウルクスの卵。MPを込めることで孵化させることが出来る。また、この卵にはプレイヤー名[カナタ]が倒したハイディング・ウルクスの意思が宿っており、相対したハイディング・ウルクスの意思を持ち生まれる。
残り1500MPを込めることで孵化。』
『「
(両手消費)STR・INT+15 AGI+5
仕込み刀になっており、敵を欺き油断しているところに攻撃することを得意とする武器。さらに、鑑定される際にも相手からは詳細を欺いた結果を出させる。また、本来の見た目である杖の通り、魔術を使う際に威力を上げる効果がある。
付与スキル:【鑑定欺瞞】【外見欺瞞】【魔術回路】』
『「
(両手消費)STR+25 AGI+15
柄から切っ先まですべてが
黒くなっている刀。スキルの効果によって、暗いところで使用すると、相手からは見えなくなる。また、鞘には一日に何度か魔術を切れるようになるスキルが付与されている。
付与スキル:【魔術切断】【虚無暗刀】【双嗣梟】』
といった感じである。これでギルドからもらった卵を含め、三人目?三匹目?の仲間が出来るということだな。そして、少し持ち手のほうが大きくなっている仕込み杖と真っ黒な刀が手にはいった。まあ、スキルとかあるし、今度は称号を合わせてみていこう。
『【刀術】:いくつかのスキルが内包されているスキル。職業<見習い侍>に就くことで取得することが可能。職業レベルと共にスキルレベルも上がる。さらにスキルレベルが上がることで、様々なスキルを覚えるようになったり、スキルの効果が上がったりするようになる。』
『【抜刀術】:鞘から収めた状態から抜いた後に2秒以内に切る攻撃の威力を増加させる。』
『〔隠しダンジョン:「隠れ木の森」初見クリア者★〕:隠しダンジョン:「隠れ木の森」を初見でクリアしたものに贈られる称号。クリア時における報酬のランクが上がるか報酬の量が増える。また、★がついていることによって、HP・MPを+100し、全ステータスを10上昇させている。』
『〔見習い侍★〕:職業<見習い侍>に就くことなく侍として認められたものが入手することのできる称号。刀を使う際に攻撃力が微増する。また、★の効果により職業として扱い、【刀術】や【抜刀術】などの刀に関するスキルレベルに応じて職業レベルも上昇する。』
『【鑑定欺瞞】:自分以外がこのスキルがついているモノに対し鑑定される際、鑑定結果をあらかじめ自身が設定した数値や説明などに変換させる。しかし、相手のレベルなどによってはスキルの効果が無効化される。』
『【外見欺瞞】:このスキルがついているモノを同じ大きさのものならば外見を変更することが出来るが、使用時には変化が解除され無使用時には変化状態に戻る。変更した形態によってはそのまま変化状態からの使用も可能になる。しかし、相手のレベルなどによってはスキルの効果が無効化される。』
『【魔術回路】:自身が使用する魔術の効果・威力を増加させるとともに、発動にかかる時間を短縮する。』
『【魔術切断】:放たれている魔術に対しピンポイントに当てることによって魔術を切断できる。使用回数はこの世界で一日たつごとに全回復する。
使用回数:10/10 消費MP・クールタイムなし』
『【虚無暗刀】:周りが暗くなればなるほどに刀の形が見えづらくなる。しかし使用者には見えたままとなる。ほかにも能力が隠されているが、現時点では使用不可。』
『【双嗣梟】:「嗣梟」と銘を打つ武器を自身が装備している場合、この武器と「嗣梟」の武器を同時に装備しているときに限り双方の武器を(片手消費)にする。また、「嗣梟」についているスキルをこの武器に対しても共有化し使用することが出来る。』
いやー、やっぱぶっ壊れぇ...相手に対して、まぁ、人に対してしか騙す必要がないとはいえ、相手に武器を悟らせないのもやばいし、それを両方使えるという。【虚無暗刀】に関してはまだ何かあるみたいだし、これからどうなるかかな。今回で刀を手にすることが出来たから、次からは本格的に刀系統の術を使えると思うし、他にもできることがあるしなー。
〚ワールドアナウンスとして全プレイヤーに通達。トリチュアールのフィールドボスがパーティ名〖
…これは関係ないね。まぁ、誰かが倒したらしいけど多分セトのパーティだと思うし後で聞いてみようかな。さて、ステータスも確認したいけどそれは次にログインするときでいいかな。
「ん、じゃあ、ユオンまたあとでね。」
「きゅ♪」
「『ブックローズ』」
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