第9話 隠しダンジョン:森のボス
[カナタ] 〈見習いテイマー〉 〖人間〗 種族LV.14 職業LV.7
HP 550/550 MP 270/270
STR 30 ⦅+7⦆ {+8} S[45]
VIT 21 {+6} S[27]
INT 30 {+6} S[36]
AGI 38 ⦅+12⦆ {+10} S[60]
DEX 26 ⦅+5⦆ {+8} S[39]
LUC 44 {+22} S[66]
残りSP 14
残りBP 0
残りLP 0
装備↓
右手「初心者の木刀」
左手「×」
頭「」
胴「」
腰「」
足「」
アクセサリー(6/7)↓
「シルバーリング」
スキル↓
【テイム術 LV.7】残りテイム可能数(2/3)
【鑑定 LV.6】
【光魔術 LV.4】
【戦舞踏 LV.3】
【調薬 LV.1】
【育て上手 LV.3】
称号↓
〔アンナのお気に入り★〕
〔卵から育てし者★〕
〔竜種を従えし者★〕
〔新種をテイムせし者★〕
〔来訪した者〕
〔称号収集の第一歩★〕
〔隠しダンジョン発見者★〕
テイムモンスター↓残り(2/3)
[ユオン] 〖ホワイトフラフドラゴンパピー〗 LV.11
所持
[ユオン] 〖ホワイトフラフドラゴンパピー〗 LV.11
HP 850/750 {+100} MP 650/550{+100}
STR 61 ⦅+25⦆ {-8} S[78]
VIT 51 ⦅+25⦆ {-8} S[68]
INT 61 ⦅+25⦆ {-8} S[78]
AGI 61 ⦅+25⦆ {-8} S[78]
DEX 36 ⦅+25⦆ {-8} S[53]
LUC 61 ⦅+35⦆ {-8} S[88]
残りSP 10
残りBP 0
残りLP 0
装備↓
頭「」
胴「」
足「」
アクセサリー(2/3)↓
「竜魂鋼のアミュレット」
スキル↓
【ヒールブレス LV.2】
【ホワイトブレス LV.2】
【コールドブレス LV.2】
【爪撃 LV.4】
【尾撃 LV.4】
【滞空飛行 LV.5】
【幼体 LV.9】
称号↓
〔新種乃竜〕
〔聖眼所有〕
〔初めて卵から生まれし者〕
〔幸運乃七〕
というわけで、ステータスの確認をしてみた。簡単に確認すると、ところどころのスキルのレベルが上がり、僕のレベルが3、ユオンのレベルが1上がっていた。INTとAGIにそれぞれ、6と3を振り、ユオンの方は6ポイントもらえたのでとりあえず、全ステータスに振っておいた形だ。それで追加されている称号に関しては、〔隠しダンジョン発見者★〕と〔幸運乃七〕の二つ。それぞれの詳細は以下の通り。
〔隠しダンジョン発見者★〕:隠しダンジョンを発見したものに贈られる称号。★の効果によって発見したダンジョンをマップ上に記録する。また、一度も死ぬことなくダンジョンをクリアすると・・・。
〔幸運乃七〕:LUC値が77を記録すると獲得できる称号。LUC値を+10する。
という効果だ。〔隠しダンジョン発見者★〕の初見クリアはこの次のボス戦次第なので頑張っていきたい。
「さて、じゃ行きますか。」
「きゅ!」
ドアの前に立ち手を触れると自動で開いていった。その奥には森が広がっていた。見た限りでは特に何もない。
「あれ?」
森と言ったが闘技場のような空間が広がっていることからその中心に行くことによって現れるのだろう。中心に立った時、上からかすかな気配を感じ、こちらに何かが向かっていること気づいた。
「うおっと。ユオン!」
飛んできた何かを避け、ユオンに声をかける。その声に反応したユオンが飛んできた何かに対してブレスを使うが、避けられてしまった。空を飛んで近くの木にとどまりこちらを見ている。
「ホー…」
こちらに対して睨んできていたのはフクロウだった。ただし、現実で見かけるのよりは一回りも二回りも大きく、1メートルくらいはありそうだ。フクロウ、「森の賢者」や「森の哲学者」などの呼び方があり、頭が良いことはよくわかる。ここがゲームの世界だからこそ思うが、おそらく魔術なども使ってくるだろう。賢者というのが昔のゲームである職業で、魔法などを使うというのも聞いたことがあるしね。また、木の枝で待ち伏せて音もなく飛び、獲物に飛び掛かることから「森の忍者」とも呼ばれていたりする。さっきみたいに音もなく飛んでくるから非常に厄介である。
「さて、どう倒そうか。」
牽制の意味で【ライトショット】を放つが森の中に入って隠れていってしまった。木刀を構えながら、目を閉じ、周りの気配を探る。先のフクロウ、…鑑定するの忘れてたからあとでやるとして、本来なら音を消せるが先ほどから無風のはずの森から音が聞こえるので少しは参考にもなるだろう。その後に、一回深呼吸をして息を止める。気配を探るのならばこの状態の方がやりやすい。…まあ、何度も厳しい修行をしてきた結果の持論だけれども。
「…見つけた。ユオン!」
「きゅ!」
気配が下方向へ木刀を投げ、ユオンに追わせる。フクロウに当たって驚いている最中にユオンが物理攻撃を仕掛ける。その間に装備を「見習いの杖」に変更しユオンに当たらないように素早く【ライトショット】を放ってから走り近づく。その間に鑑定をする。
『「ハイディング・ウルクス verボス」 LV.?
隠れることにより特化したフクロウ。ボス個体により本来の大きさから二倍ほど大きくなっている。また、闇属性の魔術を得意としており、音を消しながら物理攻撃もしてくるため非常に厄介。また、羽を飛ばして攻撃してくることも。』
なるほど、と隠密特化のような名前に忍者意識の方が強いとわかる。それでも闇属性の魔術を使うみたいだし、遠距離もできそうだ。と考えながらも、杖の間合いに詰めたらそのまま杖術を駆使して攻める。たまに反撃をしてくるのでそれを最小限の動きでかわして【戦舞踏】の効果も乗せる。ユオンも攻撃をしていき押して行っていたが真下に向かって風を起こしてきたのでユオンと一緒に下がる。
「っと、あれかな?ボス特有って言ってた、強化状態。」
ほんのわずかに距離を取られ羽で攻撃してくるがそれを避ける。飛び道具は基本的にまっすぐ飛んできて曲がることが基本ないので避けやすい。しかし、その間に強化を済ましてしまったのかほんのり赤いオーラをまとっていた。まぁ、すぐ消えたけど。残ってたら隠密性に問題が出てくるから当然かもしれないけどね。今度は煙幕のような魔術を使用してきてその中に羽根も混ぜてくる。まぁユオンがブレスで吹っ飛ばしたけど。遠距離は聞かないと判断したのか再び森の中に入っていった。再び装備を変更し木刀に戻して、居合の構えを取る。鞘がないから違和感はあるがたぶん平気だろう。
「[
そのまま腰を落として構える。しばらく構えていると先ほどの倍以上の速度で突っ込んできたフクロウが来た。それでも気にせず目を閉じ息を止め、ぶつかる直前のタイミングで目を開き鞘を模した手から刀を抜く。
「~輝夜~]」
そう呟きながら切りつけた。
[
『ハイディング・ウルクスを討伐しました。』
「うん、お疲れ様。ユオン。」
「きゅ♪」
飛び込んできたユオンにそう笑いかけた。
…まぁ、この後はアナウンスの処理が始まるのかな?
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