第2話 相談
翌日、起きてからシャワーを浴び、朝食を食べてから聖護に連絡した。
「もしもし」
『もしもし、おはよう。』
「うん、おはよう。とりあえず昨日からやってみたんだけどさ~。んー、相談したいことがありすぎるから会えない?」
『うんいいよ。始めたんならフレンドコード交換して一緒にできるだろうしね。でも相談ってどうしたの?分からないとこでもあった?』
「いや、分からないところじゃなくて、いや、ある意味わからないことだけどね。まぁ、会ってから説明したほうがいいかな。」
『そう?了解。それじゃあ、一時にいつものカフェでいいのかな?』
「うん。それでいいよ。それじゃまたあとで。」
『うん。またあとで。』
よし、聖護とは会えそうだし、ステータスメモしていこうかな。
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それからメモなどを取って、時間に間に合うように家を出た。
中に入るとすでに聖護が来ていたので、店員に言ってから向かう。
「一応、おはよう。さっきぶりだね。」
「うん、おはよう。とりあえず注文して食べながらでも本題を話すよ。」
「おっけー。」
それから簡単にケーキや紅茶などを頼んだ。ちなみに、俺がショートケーキとストレートティー。聖護がチーズケーキとホットコーヒーだ。
「それで、どうしたの?大体の事は教えてたと思うし、さっきのしゃべり方からすると、操作方法がわからないってわけじゃなさそうだし。」
「そうだね。とりあえずこれ見て。今のステータス。まぁ、テイマーだから下に従魔もいるけど。あと、称号何個かあるから無理そうならいいんだけど。」
「へー、栞暖はテイマーにしたんだ。称号に関しては僕も知りたいし、必要経費として我慢するよ。とりあえず見させてもらおうかな。」
という会話をしながら、先ほどメモしてきた内容を聖護に渡す。
[カナタ] 〈見習いテイマー〉 〖人間〗 種族LV.5 職業LV.4
HP 550/550 MP 250/250
STR 20 ⦅+7⦆ {+6} S[33]
VIT 15 {+4} S[19]
INT 20 {+4} S[24]
AGI 25 ⦅+12⦆ {+8} S[45]
DEX 25 ⦅+5⦆ {+6} S[36]
LUC 35 {+20} S[55]
残りSP 5
残りBP 0
残りLP 18
装備↓
右手「初心者の木刀」
左手「×」
頭「」
胴「」
腰「」
足「」
アクセサリー(6/7)↓
「シルバーリング」
スキル↓
【テイム術 LV.4】残りテイム可能数(2/3)
【鑑定 LV.4】
【光魔術 LV.1】
【戦舞踏 LV.1】
【調薬 LV.1】
【育て上手 LV.1】
称号↓
〔アンナのお気に入り★〕
〔卵から育てし者★〕
〔竜種を従えし者★〕
〔新種をテイムせし者★〕
〔来訪した者〕
〔称号収集の第一歩★〕
テイムモンスター↓残り(2/3)
[ユオン] 〖ホワイトフラフドラゴンパピー〗 LV.1
所持
[ユオン] 〖ホワイトフラフドラゴンパピー〗 LV.5
HP 750/650 {+100} MP 550/450{+100}
STR 50 {-10} S[40]
VIT 40 {-10} S[30]
INT 50 {-10} S[40]
AGI 55 {-10} S[45]
DEX 35 {-10} S[25]
LUC 60 {-10} S[50]
残りSP 5
残りBP 0
残りLP 25
装備↓
頭「」
胴「」
足「」
アクセサリー(3/3)「」
スキル↓
【ヒールブレス LV.1】
【ホワイトブレス LV.1】
【コールドブレス LV.1】
【爪撃 LV.1】
【尾撃 LV.1】
【滞空飛行 LV.1】
【幼体 LV.10】
称号↓
〔新種乃竜〕
〔聖眼所有〕
〔初めて卵から生まれし者〕
やっぱこう見るとおかしいよな。まだLPを振ってないだけでもっと上がるし、ユオンの方はもらえるLPがこちらより多いし。多分1レベにつき5。5レベごとに5プラスみたいな感じなのだろう。
「え~と、栞暖は何したの?」
ものすごいひきつった笑いの聖護が聞いてくる。まぁ、そう思うよね。すでに約20レベルのステータスでまだステータスに振れるポイントも残っているのだし。
「さぁ?普通に始めようとしたら、こうなってた。」
同じくひきつった笑みを浮かべながら返す。
「なるほどね。でももう、約20レベか。すでにサービス開始からやってる人、多分半数よりもステータス値高いかもよ。」
「まじ?」
「うん。僕のレベルが30後半だったはずだからね。これでも一番レベルが高いし。普通の人だったら、20とかじゃない?栞暖は追い抜いてそうだけど。」
「へぇー。」
「まず称号が強力過ぎるんだよね。〔アンナのお気に入り★〕っていうのは栞暖を担当したナビゲーションピクシーの事でしょ?僕も似たのを持ってるし。で、〔来訪した者〕は全員が共通して持ってる。〔新種をテイムせし者★〕のLUC+10もいい。ただ、〔竜種を従えし者★〕の全ステ1割増加と、〔称号収集の第一歩★〕の%が関わる称号の1割増加っていうのが特にやばいかな。〔アンナのお気に入り★〕と〔竜種を従えし者★〕で、経験値とステが1.2倍ってことだし。スキルに関しては、【戦舞踏】が栞暖と相性がいいかな。【育て上手】はこのユオン?って子に有利に働く。んで、あとはユオン君?ちゃん?のステータスがとても高いことだね。ブレス系統スキルも多分範囲広そうだし。」
「そうだね。やっぱおかしかったか。ユオンに関してはちゃんの方だな。ブレス系統は昨日少し見たけどウサギくらいだったら3匹以上は一緒にできそうだったし。」
「なるほどね。それなら後で僕のも見せようか?一応、〔竜種を従えし者★〕に関しては似たような称号を持っている人も多分何人かいると思うし気にしないほうがいいと思うよ。これも似たようなのを僕も持ってるし。それに〔称号収集の第一歩〕はもう星がついていないとはいえ5%でも十分強力だからね。ステータスアップの%系統だったら栞暖と同じようなステータスの人も出るかもしれないし。」
「そっか。」
「とりあえずは、今日は一緒にやろうか?フレンド交換にクエストとか、基本的なことも教えておきたいし。
「うん分かった。それじゃ、あとで集合ってことかな?」
「そうだね。初期リスのところで探してくれたらいいよ。僕の見た目はそのままだからね。」
「分かった。あーでも、ゲーム内の見た目って、結構中性的よりもちょっと少女に近い感じになっちゃてたんだよね。容姿は、腰ぐらいの銀色の長髪に水色と黄色のオッドアイ。」
「ありゃ、まぁちょうどいいんじゃない。栞暖が秘密にしてることもそういう中性的な見た目の時のほうが都合がいいとおもうし。」
「まぁ、確かにそうだね。それじゃ、付き合ってくれてありがとう。またあとで。」
「全然大丈夫だよ。またあとでね。」
といった感じの会話をしてから家に帰る。
少し聖護がベータの時にトップ4にはいいたと言っていたし有名の可能性が高いので怖いが、まぁなんとかなるだろう。
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