第7話 初めての仲間!

『職業レベルが上昇しました。

スキル【テイム術】のレベルが上昇しました。

スキル【召喚】並びに【送還】が追加取得されました。

称号〔卵から育てし者★〕を取得しました。

称号の効果によりスキル【育て上手】を取得しました。

称号〔□種を従えし者★〕を取得しました。

称号〔新種発見者★〕を取得しました。

新種のモンスターをテイムしました。よって称号〔新種発見者★〕を〔新種をテイムせし者★〕に進化させます。』

「きゅー!」

アナウンスと、何かの鳴き声が聞こえて目を開ける。しばらく目の焦点が合わないのか見えずらかったが、見えるようになってから先ほどの鳴き声があった方向、つまり卵があった方向へと目を向けると、

「きゅ~?」

かわいらしく首をかしげる、ふわふわと白い羽毛を持ち、きれいな空色の目をしたドラゴン?がいた。

「・・・え?」

さすがに唖然としてしまった。




__________________________________________________________________

「あれ、さすがにゲームやってなくても、知ってるよ?竜って序盤だとゲットできないやつでしょ?あれ、最近のだと出るようになったの?というか、さっき選択したのって、探索系とかじゃなかったけ?戦闘系だった?あれ、このゲームだとこれが普通なの?聖護から聞いてないんだけど、って、テイマーはベータ時にはなかったって言ってたっけ?じゃあ、とりあえずログアウト?をして、聖護にk」

「あの、栞暖様落ち着いてください!」

「はっ!」

あ、ちょっと混乱しててよくわからん現実逃避してた。なんでこんなに早口でしゃべってたんだろ…

「ありがとうございますアンナさん。」

「はい、それは大丈夫ですがとりあえずこの子のステータスを確認してみては?テイムは卵時に成功しているので、ステータスを確認することは可能だと思いますし。」

「なるほど。じゃ、みさせてもらうよ?」

「きゅっ!」

・・・一応了承はもらえたらしい。それじゃ、【鑑定】っと。


[noname(名前無し)] 〖ホワイトフラフドラゴンパピー〗 LV.1 

HP 750/650 {+100}  MP 550/450{+100}

STR 50     {-10}   S[40]         

VIT 40     {-10}   S[30]         

INT 50     {-10}   S[40]       

AGI 55     {-10}   S[45]         

DEX 35     {-10}   S[25]   

LUC 60     {-10}   S[50]

残りSP 0

残りBP 0

残りLP 0

装備↓

頭「」

胴「」

足「」

アクセサリー(3/3)「」

スキル↓

【ヒールブレス LV.1】

【ホワイトブレス LV.1】

【コールドブレス LV.1】

【爪撃 LV.1】

【尾撃 LV.1】

【滞空飛行 LV.1】

【幼体 LV.10】

称号↓

〔新種乃竜〕

〔聖眼所有〕

〔初めて卵から生まれし者〕


・・・うわー、何これ。強すぎない?まだ、進めてないとはいえ、今の自分のステータスと比べると、


[カナタ] 〈見習いテイマー〉 〖人間〗  種族LV.1 職業LV.3

HP 550/550   MP 250/250    

STR 20 ⦅+2⦆ {+3}   S[25]          

VIT 15     {+2}   S[17]    

INT 20 ⦅+2⦆ {+3}   S[25]        

AGI 25     {+3}   S[28]      

DEX 25     {+3}   S[28]

LUC 35     {+15}   S[50]

残りSP 0

残りBP 0

残りLP 0

装備↓

右手「見習いの杖」

左手「×」

頭「」

胴「」

腰「」

足「」

アクセサリー(5/5)「」

スキル↓

【テイム術 LV.3】残りテイム可能数(2/3)

【鑑定 LV.2】

【光魔術 LV.1】

【戦舞踏 LV.1】

【調薬 LV.1】

【育て上手 LV.1】

称号↓

〔・・・〕

〔卵から育てし者★〕

〔竜種を従えし者★〕

〔新種発見者★〕⇒〔新種をテイムせし者★〕

テイムモンスター↓残り(2/3)

[・・・] 〖ホワイトフラフドラゴンパピー〗 LV.1


・・・いや待て。ちょっと待て。さっき見た自分のステータスよりもステータスが少しおかしいことになってる。あれ、何があった?そういえば、アナウンスがあったな。とりあえず自分の方から片付けるか。いや、まずは名前から決めとくか。放置されるのはきついだろうし名前がないのはかわいそうだし。

「ん~、どんな名前がいい?」

「きゅ?」

「まぁ、がんばってかんがえるかな。あ、君は性別どっちなの?分かるかな?分かるんだったら、君から見て、左の指がオス。右の指がメス。で、どちらかに触れて。」

「きゅ!」

とりあえずは性別の事を聞いてみた。まぁ、男なのにかわいい名前とか、女なのにかっこいい名前だと嫌がられる可能性があるしね。と、考えていると、左の指がくわえられ、甘噛みされている。こちらから見て、左ということは、メス、つまり女の子ってことか。アンナさんにも聞いてみるか?

「アンナさん、この子の名前どうしたらいいと思う?」

いつの間にか後ろに回り、ほほえましそうにこちらを見ていたアンナさんに聞く。

「そうですね。まぁでも、せっかくの初めての従魔なのですし、ご自分で考えてみては?その子も栞暖様に決めてもらいたいと思ってずっと見ているようですし。」

そういわれ、ドラゴンの方を見ると、確かにこちらのほうを見ていた。というか、甘噛み好きなのか?まだしてるし。いや生まれてきたばっかなのかも…っって違う違う。

「そっか。じゃ考えてみるよ。」

とりあえず、種族名からとる、というか紐どいてから考えるか。ホワイトは白。フラフは、おそらくFluff、つまり、綿毛とかの意味かな?旗とかの方向ではないだろうし、この子の見た目のふわふわ感とかは、綿毛とかのほうが近そうだしな。んであとは、ドラゴンは竜で、パピーはまぁ、犬とかに使うことが多いが、幼いとかの意味合いだから、直訳すると、幼い白い綿毛の竜か?ここからとるのは難しいか?いやでも、綿毛とかから、柔らかい感じと、一瞬見た時に、ヒールとかの文字が見えたから癒し系として、ん~、柔らかいは類義語に穏やかがあったから、からとって、癒穏。ユオンかな。

「君の名前ユオンでどう?」

「きゅ?きゅ~!」

「うわ!」

首をかしげたと思ったら、急に飛びついてきた。とりあえず気に入ってもらえたってことかな?

「ふふ。よかったですね気に入ってもらえたみたいですよ。」

「そうですか?よかったです。」

アンナさんもそう言ってくれたし一安心だ。

・・・さて、ステータス確認するか(トオイメ)

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