第5話 チュートリアル開始!
「はい。設定が完了しました。このステータスで問題ありませんか?」
[カナタ] 〈見習いテイマー〉 〖人間〗 種族LV.1 職業LV.1
HP 550/550 MP 250/250
STR 20
VIT 15
INT 20
AGI 25
DEX 25
LUC 35
残りSP 0
残りBP 0
残りLP 0
装備↓
右手「」
左手「」
頭「」
胴「」
腰「」
足「」
アクセサリー(5/5)「」
スキル↓
【テイム術 LV.1】残りテイム可能数(3/3)
【鑑定 LV.1】
【光魔術 LV.1】
【戦舞踏 LV.1】
【調薬 LV.1】
称号↓
〔・・・〕
「はい。大丈b、いや、称号って何ですか?」
「称号というのは何かしらの出来事を達成した場合などに入手できるものです。特殊な能力がついていたりすることがございます。あ、今ステータスに写っているのに関してはバグとかでは無いので安心して大丈夫ですよ。後ほどわかりますので。」
「はぁ。わかりました。」
「では、栞暖様。チュートリアルはお受けいたしますか?」
「お願いします。」
何か重要なこととかあるかもだし、そもそもこの手のゲーム自体初めてだから聞いておいて損ではないだろう。
「それではこれよりチュートリアルに入りたいと思いますが大丈夫ですか?」
「はい、大丈夫です。」
「それでは、チュートリアルを開始します。」
アンナさんがそういうと、足場に巨大な魔法陣が現れ、強く発光していた。
「眩しっ!」
たまらず目を閉じてしまう。しばらくしてから目を開けると、草原が広がっていた。
「では初めに、そこの鏡の前に立って動いていただき不調がないか確認してください。」
そういわれて鏡の前に立つ。鏡にはさきほど設定した自分の姿が映っていた。
「うーん。ちょっと女の子っぽくしすぎちゃったかな?」
少しばかり女性感があるがまぁ支障はないだろう。口調を柔らかくした方が違和感は少なそうだけど。
「OKです。」
「分かりました。ではチュートリアル対応のスキルである【テイム術】【光魔術】【調薬】の3つのスキルで開始させていただきます。
初めに【テイム術】ですね。LV.1では【テイム】が使えますね。【鑑定】の仕方はわかりますか?わからなければこちらもチュートリアルの対象に入れますが。」
「あ、いえ。【鑑定】に関しては、友人に教えてもらいましたから。」
そういって【テイム】についてのスキルを【鑑定】してみた。
アンナさんに言ったとおり、聖護に教えてもらったので問題ない。
『【テイム】:【テイム術】に内包されているスキルの1つ。
低確率で相手をテイムすることが出来、相手のHPが少ないほど成功しやすい。しかし、自分よりも強い相手だと失敗しやすくなる。また、相手の同意を得れた場合は、成功率関係なくテイムできる。
消費MP:10 クールタイム:なし』
「【テイム】について確認できましたか?」
「はい。できました。」
「分かりました。では次に初めに仲間にする魔物を決めましょうか。」
すると目の前に4つの選択肢が現れた。
『 1:探索型
2:騎乗型
3:生産型
4:戦闘型 』
「この中から一つを選んでいただき、ランダムで出現したモンスターをテイムすることが出来たら完了です。攻撃されてもダメージは軽減されています。たまに強力なモンスターが出てきますが、テイムできなければ失敗となります。なお、何回でもチャレンジできるのであきらめずに頑張ってください。無理そうだと感じましたら再度ランダムに召喚し直すしテイムするか、未だ選択された方はいませんでしたがランダムで卵を贈与する事もできますのでお声をかけてください。」
そう声をかけられてアンナさんは後方に立った?浮いているけど立ったであっているのだろうか?まぁ、そこは重要ではないのだろうから置いておいて、どうしようかな。騎乗型や戦闘型はなんとなくわかる。多分そのまま騎乗型ならば馬とか、戦闘型なら狼とかなのだろう。普通のテイマーだったら、戦闘はモンスターに任せるため、戦闘型とかなんだろうな。生産系もどんなモンスターが仲間になるのかは知らないがなんとなくわかるしな。とりあえずは、
「アンナさん。探索型というのはなんですか?」
「探索型というのはそのままフィールド等を探索する形ですね。任意のタイミングで探索に出すことでアイテムを持ち帰ってきたり、地図埋めを任せたりすることが出来ます。」
「ありがとうございます。」
とりあえず気になってしまったし、
「探索型でお願いします。」
「分かりました。そのまえに使用したい武器等はありますか?」
あ、これから戦うのだしそれだと武器もらえるのか。さすがに武器なしだときついと思うもんな。さて、どれくらい強いかだよな。うちの流派が通用するのかも気になるし。とりあえずこのまま仲間になるかもしれないのならば、なるべく体に傷をつけないようにしたいから、うん。
「じゃあ、長めの棒ってもらえますか?」
「棒、ですか?」
「はい、今の身長だと…120㎝くらいのものでありますかね?」
「ありますね。では、目の前に出しますので気を付けてください。」
魔方陣が現れて杖が飛び出してきた。ちょっとびっくりしたけどつかんでそのまま少し動かしてみる。うん。ちょうどいいね。あ、【鑑定】もしとこうか。
『「見習いの杖」 品質:普 レア度:コモン
(両手消費)STR+2 INT+2
文字通り、見習いの者が使用する杖。癖がなく、使いやすい形をしており、装備者の要望で120㎝ほどの大きさとなっている。』
「ありがとうございます。けど、(両手消費)というのは?」
「文字通りですね。装備欄の「右・左」の部分を消費することです。短剣などでは(片手消費)で左右別の装備を持てるような感じです。」
「ありがとうございます。ではお願いします。」
「はい、ではこれから召喚いたしますね。」
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