第100話 もしも
もしも僕が詩人だったなら
きみに沢山の花を見せよう
きみ自身が一輪の花だということに
気が付けるように
きみに沢山の物語を教えよう
きみ自身が物語のなかにある煌めきだという事実を
思い出せるように
もしも僕が詩人だったなら
ひとりひとりが
それぞれ詩人だということを伝えたい
ひとりひとりの生活のそれぞれが詩なのだと
いつまでも…
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
風のにおい 遠野 歩 @tohno1980
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