第13話 世界の平和とは個人レベルで考えねばいけない

 こんにちは。自称・最後のマル経学者兼政治評論家のわたしです。


 さて、みなさん。アフリカ大陸諸国の国境線の多くが直線だということをご存知でしょうか? 地図があればご覧ください。えっ、そうでもない! そんなあなたは乱視の検査をお勧めします。わたしも近々行く予定です。


 冗談はさておき、なぜこうなったかと言うと、大航海時代以降ヨーロッパの各国がアフリカ大陸をこぞって植民地化して陣取り合戦のようなことをした挙句に自分たちの話し合いで線引きをしてしまったからなのです。そのために、同じ部族が二つの植民地に引き裂かれたり、全く違う部族と同じ植民地に追い込まれ、第二次世界大戦の後にアフリカ諸国が独立した時、植民地の線引きのまま国家を樹立したため(当然、元の宗主国の意向も働いています)、直線の国境線になってしまったのです。


 その結果として部族間紛争がアフリカ諸国で絶えなくなり、貧困国が多く、恐ろしい風土病、疫病(エボラ出血熱、エイズなど)が絶えない大陸になってしまったのです。ああ、エジプトは古代から文化が発展していましたのでアフリカ大陸ですけどヨーロッパ圏であり、イスラエルは戦後、イギリスやアメリカがパレスチナ人を追い出して強引に建国した国なので、他のアフリカ諸国と色合いが違います。


 最大の問題は部族の分離、多部族の対立です。これをヨーロッパでやって、ラテン・ゲルマン・スラブ民族をごっちゃにしたら同じような紛争が現在でも絶えなかったでしょう。皆が一緒にいたからこそ、対等の立場でECを作れたのではないでしょうか? 英連邦は離脱しましたけどね。あそこは日本と同じ島国根性の上にイングランド・スコットランド・ウェールズ・北アイルランドとサッカーのワールドカップでは一国でたくさんのチームが出場するずるい国なんでね。そしたら日本だって、北海道・東北……やめましょう。本筋からズレました。


 アフリカ諸国を平和にするには部族ごとに新しい国に再編することだと思いますが、それを成し遂げるには新たな紛争が起きる可能性が高いです。それに欧米や日本・中国・ロシアなどが一切口を出さず、自浄効果で変革しないといけないし意味はありません。口は出さずに金だけ出すのがいいのでしょう。


 さて、別の意味で分割するべきは中華人民共和国です。漢民族以外の自治区の独立自由はもちろんのこと、漢民族の土地も四つくらいに分割するべきではないでしょうか? まずは国土が大きすぎ、人口も多すぎるので貧富の差が出ると思います。それに、北側と南側は漢字の発音も風土も違うのです。漢民族と単一のように言ってしまいましたが、これは単なる慣習であって中華人民共和国の漢民族は実際、多民族だと思うのです。

 横暴な国際介入をやめさせるためにも『腐った巨人』は小さくするべきです。あとはロシアか? でもあそこはすでに多国家の集まった連邦なんですよね。ゴルゴさんにプーチンをプチンってしてもらうのがいいかな?


 結論を言いますと、巨大化したものは腐りやすく、人工的なものは崩れやすい。自然に集まった仲間の結束は固い。個人個人の思想、信条が通る世界になって貰いたいです。


 さようなら。

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