第12話 ファンよりサポーター

 こんにちは。


 寒くなると時々、足のふくらはぎより下とか腕の一部が神経痛のように痛くなってとても不快になる時があります。

 おそらく冷えからくる軽い血行障害なのだと思うのですが、いくら揉みほぐしても一向に治りません。

 お風呂に入れば治るのでしょうが、残念なことに、わたしは閉所恐怖症でお風呂に入るのが大嫌いで、今のウチではプロパンガスの契約すらしていません。

 ああ、安心してください。わたしは臭くないですよ。菅田将暉くんの出ているアルコールペーパーで身体全身拭いていますから。疑うなら匂いを嗅ぎに来てください。ただし、二十五歳までの美人さんに限りますし、嗅いだあとはわたしも嗅がせていただきますよ。うふふ。


 ああ、神経痛だか血行障害でしたね。これを治す唯一の手段が実はサポーターをつけることなんです。あんな、うすっぺたいやつで? と思うでしょ。でも、サポーターをつけてしばらくすると気が付かないうちに治ってるんですよ。不思議ですね。


 そうそう、十年前に利き手ではない右手がひどい腱鞘炎になったことがあるのです。別に医者に行ったわけではなくて、ネットで「腱鞘炎かどうかの確認法」という親指を掌に入れてみて激痛が走るようなら、間違いなく腱鞘炎です、というのにぴったり当てはまったので、自己判断で腱鞘炎だと確信したのです。


 その頃、ちょうど躁状態でしてお買い物大好きキチガイでしたので『マツモトキヨシ』で各種サポーターと湿布を買っていろいろと研究したところ、ドラマ『ムー』で樹木希林さんが演じていた「金田さん」がしていた指先の開いているサポーターを湿布の上からはめて働いていたら、三ヶ月くらいで急に治っちゃったのです。あれ、腱鞘炎って一生治らないって聞いたのですがね?


 その話を腱鞘炎のベテランさんに言ったら「嘘だ!」と全く信じてもらえませんでした。


 考えられることは二つです。わたしは腱鞘炎ではなかったかごく初期だったということ、もしくは躁病イコール本人は爽病なので元気バリバリでなんだか知らないですけれど治ってしまったかのどちらかでしょう。あの時は糖尿病まで治りましたからね。もちろん今は高血糖に戻っているデブですが。

 躁状態も鬱状態も悪化するとすごく痩せます。躁状態の時は信じられないことに食事をするのを忘れてしまうのです。鬱はもちろん食べる気力がないです。どちらの時も20キロ痩せましたよ。でも、状態が落ち着くとリバウンドも早いです。

 B jリーグの選手になれるかな。


 さようなら。

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