最初は、毒親にのけぞったんです。イヤ、これはキッツいわあと。ヒロイン枠の蓮っ葉なお嬢さんに、つかみ所ないおじいちゃん。そこに薄幸の美少年。登場人物が揃ったら、もうそこから走り出すのですが……別の作品でも思ったのですが、この作者の作品は、モブとヴィラン(悪役)がもう!憎ったらしいくらいイキイキしていて。それで憎めませんね!そこが、楽しくて。でも、余白がたっぷり残されて、立体的にストーリーが立ち上がってくる感覚。これは良いものです。読んだひとだけの特典ですよ!