文化祭で大きな失敗をして落ち込んでいた少年・新太に、元気をくれたのは、アトラクションショーで生き生きと演技をしていた少女・利華。
利華に憧れた新太はストリートダンス部の勝負に巻き込まれ、彼女と共にダンスの舞台に立つことになる。
人前で失敗したことを引きずっている新太にとってそれはとても重荷であり、また利華のダンスは素晴らしいはずなのに、何らかの問題を抱えているらしい。
ダンス初心者の新太の練習シーンにはリアリティのあるダンス描写があふれている。そして練習を重ねるうち、利華のダンスの欠点が徐々に浮き彫りに。
勝負のシーンを迎えるころには、利華と、そして主人公新太がトラウマを乗り越えることを願わずにはいられない、そんなダンス小説です!