小話 その6
一生懸命に勉強をして合格して入学した。
やっと会える。でも、探さなきゃ。
※
なんだか隣の男の子、大丈夫だろうか?
入学早々、苦手なタイプの人が隣になったなぁ。
クラスメイトと上手く話せるかも不安なのに…。
あー、学校間違えたかも。
※
「やあウッキー♪」
「もうツッコまないから」
「え~ダメだよ~」
相変わらずの
「ところでさ~」
「なんだよ」
「1年生、かなり元気な子ばかりらしくてね~」
「ふーん」
上の学年がそうだったから、そりゃまた似たタイプが集まるわな。
興味なさげにしていると。
「その中に、なんちゃってヤンキーがいるって~」
「へぇー」
「興味持ってよ~」
そう言われてもな。
「あっ、噂をすれば…て、なんで?」
「ん?」
挑夢の見ている方向を見ると、腰パンの男子生徒がいた。
「もしかして、アイツか?なんちゃってヤンキー」
「たぶん~、だと思う」
うわぁ…3年生にはガキ大将なんかいないぞ。
とか思っていると、俺のクラスに入って行った。
嫌な予感がした。
「悪い」
「えっ?
駆け足で向かうと、とんでもない光景が目に飛び込んできた。
「あっ、雅虎君!」
なんちゃってヤンキーにギロッと睨まれた。
「
琴坂は俺をそう彼に紹介した。
いや、あの、えっ?
「琴坂、あの…?」
「雅虎君、この人は湊君。
へぇー?
「親同士が学生時代からのお友達で、それで知ってるの」
あー、へぇー。
うん、俺、機嫌悪いかも。
そんで、その瀬戸も同じく。
ある意味、ライバルが現れた。
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