第15話お疲れパーティー
今日は実技試験だけで授業は終わり、私達のチームの4人を含めての王族のお疲れパーティをする事になった。
「ねぇ、フェニ?私の可愛い可愛い娘が嫌がってるのに何でそんな事するの〜?」
「はぃっ、でも、」
「聞こえなーい、そもそもそれって君の価値観だよね。おしつけないでもらえますー?
それに私の事幻覚で殺してたよね?」
帝王が正座で説教されてるって普通に考えておかしいよね?
「まぁこればっかしはフェニが悪いだろ」
と真綱くんも笑いながら賛成した。
「そうだよ〜?君だけの生徒じゃないんだよ〜?ん?世界としてもこれで軍への入隊
拒否られたら大損失なんだよ?」
「すいません、調子乗りました」
と土下座でガチ謝罪する帝王
その隣では「お前、フェニさんに子供姿にさせるな。あれは私だけの姿なの。ロリ好きドM女」
「だって!ロリが他の子達をボコボコにしてるんだよ!さいこっ、いったぁぁぁぁぁ!」
とフェニに頭を叩かれていた。
「このド変態!水鱗家の当主の自覚もて!
レスタも嫌がってるだろ」
知らない名前だ。
「レスタって誰?」と真綱くんに聞くと
「芽衣だよ。地球で使う名前で自己紹介してたからな。」
ちゃんとそんな違いがあるんだ。
しかし、話しているうちに水鱗家の当主はお母さんがキョンにしていた羽交い締めをしていた。またか、とおもう。
みんなはそれを見て大爆笑する。
「まぁ、自惚れてる生徒には良いクスリだったんじゃないですか?こんな子供に負けるんですから。」
従者のエディさんが助け舟を出す。
本人は「エディ〜!」と涙目で感謝している。
「ほら最初に怒鳴り込んだ子とかね、」
帝王は「そうだぞ」と拗ねた声で言う。
子供の姿なのでただのおもちゃを買ってもらえないこどものようだ。
「エディ〜、貴方も王の1人なんだからもっと堂々と自分の意見も言わないと!」
と母さんは言う。
「あれ?帝王のメイ、えっ?エディさんってメイドじゃなくて王族だったんですか?じゃあ何でメイドの服を着て、?」
「あら、知らなかったんですね。
私は帝王に前世から仕える者なので、
こちらの方が性に合ってるんですよ。
それでも光鱗家の当主をしていますけどね」
マジか完璧人間すぎだなと思ったけど、よく考えたら彼女は人間じゃないことを思い出した。と言うか私も人間じゃなかったわ。
「まぁ今日は無礼講だ!バイキング形式だから好きな奴じゃんじゃん食べろー」
と言うフェニさんの一言によって一斉に食べ始めた。
「あっ、串カツもある。美味しそー」
バイキングに並び、食べたいものを取っていく。そんな所に彼はやってきた。
「なぁ、後で部屋に来てくれるか?」
話かけてきた方を見る。
そこにはフェニさんが立っていた。
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