第12話先生の正体

その頃、、、


「おいおい、お前随分やってくれてんじゃん!大丈夫なのかよ!」


その言葉の主は雷凛家3代目当主の

エスカレ・ラメストラだった。


彼が話しかけた相手は今戦っているはずのナナとエディだ。


「精神体で戦っているんだ。それにこれだけで心が折れるほどやわじゃ無いと思うけどね。お前みたいに何も考えていない訳では無い」


「ハハッ手厳しいな、フェニ。いや、今はナナだったな!

それでも言わせてもらえるが!俺が何も考えて無いんじゃねーんだよ!お前があたおかなだけだ!普通母親の生首をちょいと前まで

ただの人間だったやつに見せるか普通?」


そんな彼の言葉にエディは


「おい!この会議室でも盗聴されているかもしれないんだからもっとちゃんとやれ!

せっかく七鱗家当主が勢揃いしたのに!」


「私も…そう…思う…みんな…集まったんだから…」と自信なさげに話すのは火鱗家当主のラステラ・シルバイン。

戦いだと性格が豹変し強い力を発揮する、七鱗家の中でもナンバー3の地位を誇っている彼女


そして、フェニの従者としてついているエディは光鱗家の当主でもありフェニの帝王代理を務める国内で帝王の次に権力がある。



「じゃあネヒリフとヒヨラはどうなんだよ!」

彼の言うネヒリフとは紫炎の母の事でヒヨラは生鱗家の当主である。


「この水鱗のアホ含めての3バカどもに聞いてどうする。」とフェニはバッサリと切り捨てていく。


「おいおい、確かに私は生鱗家の当主なのに遊んでばっかでバカだとは思うけどよ。

今日はお前ちょっとおかしくね?

さっきまで私とハーゲン○ッツ奪い合ってたお前がそれを言うか?」とヒヨラはいう。


「まぁ、お前がそういうのも一理あるな。」


そして彼があの頃の姿に戻るのを見て

全員がきちんと話を聞く体勢になった。


「この姿にはなるのは随分久々だな。

ってことはなんかあったのか?」


ラメストラは彼に問う。


「ああ。セリアナの転生者が見つかった。」


彼のその一言に皆は驚愕する。


「マジかよ!あの方が帰って来られるのをどれだけ待ったか!」


「また…セリアナ様に…なでなで…ふふふ…」


「いよっしゃゃゃゃゃゃや!!!これで!3183135191回引き分けの勝負に決着をつけられるぜ!」


「お前勝負しすぎだろ…まぁいい。とりあえずこの話はこの試験の後に話すことにするよ。」




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