第8話圧倒的な力差

「お久しぶりでございます。先生」


えーめちゃ目キラキラさせてるやん、さっきのとのこのギャップなにー?


するとガシャンと大きな音が響き渡った。

音が鳴った方を見ると金髪のいかにもヤンキーみたいな奴が机をぶったたいていた。

よく出来るなあいつ。


「おい!こんなガキが試験官だって言うのかよ!ふざけんなよ!」


彼に近づいて行った。

すげー!ここまで綺麗なフラグ建築初めて見た。

すると、予想通りガチで急に彼は白目を剥き気絶した。



え?と言う声が周りから聞こえる。


「やはり良い粒揃いだね」


そう彼はつぶやいた。


いや、やられちゃってるのにいい粒なん?


「マジか」とか「嘘でしょ!?」とかみんな驚いている。これには私もビックリだわ。結構強そうな感じだったのに。


みんなが驚いているのは、おそらく幻術の類を発動させたはずなのに、術を発動された形跡が何一つなく彼が倒れた事にみんな衝撃受けてんだろーなー



「起きろ、少年。君は忍耐力は化け物なのだから。」


すると金髪の子は何事もなかったかのように起き出した。え?なんであれからケロッと起き上がんの?


「おい!あんな地獄に閉じ込め上がって!

内臓食い散らかされても死ねないとかふざけ上がって!」


ですよねーとゆか精神世界の使い方怖過ぎでしょ。流石の私もドン引きよ。


彼は怒鳴り散らかしたが

そのリアルな反応は純粋な恐怖に繋がった。


「あれほどの事があっても叫べるのか。」


そう少し以外そうに言った。


「まぁまずは自己紹介だな。

まだ変装してるから名前は明かさないが試験が始まったらおしえてやる。

とりあえず今は七先生とでも読んでくれ」と言った後


「そうだ!後ろに座わってるやつもこの試験に参加するが高ランクの奴らだ。

お前たちは援護するもよし単体で攻撃するも勝手だ。何か質問はあるか?」


私「何で先生は変装しているんですか?」


「そうか、君が例の菜津玲の娘か。」


私の目の前に彼はいた。うそ!一切なんも感じなかった。まるで世界そのものみたい。

本当にそんな感想しか出せないぐらいの術だ。


「おいおい、そんなに驚かなくても良いだろ。」


あーでた煽り?こんな事平然とされてびっくりしない方が難しいでしょ。


「お母さんを知っているの?」

あぁ、大切な仲間だ。と彼は呟き


「さぁ、質問に答えよう。これは噂になってるらしいから言うがたしかに僕は七鱗の当主の一人だ。それで手の内が裏世界の連中に広まってみろ、戦争がたびたび起こるがそんな時に不利になるだろう」


その理由を聞くとそうゆうことかと納得すると遠くの子が


「何で高ランクの人が一緒に受けるんですか?」と質問をすると

「彼らの援護が出来るだけでも色んな場面で役立つことが出来る。そうゆう所も見るんだよ。もう時間もないし最後にしよう」


「はい」と隣の玲華ちゃんが質問をした

「どうして実技をするんですか?七鱗家の方々はもとは竜族の騎士団の各部隊の隊長

たちだったのでしょう?ならその必要は無いと思うのですが。」と言う質問に私はたしかにと思った。ナーロッパみたいな所は冒険者とかみたいな理由あるけどここの人たちはその領域を飛び越えまくってるからなぁ。


「まぁ理由とするならば、

僕らは今も世界崩壊時に敵国の人間が逃げるために開いた裏世界の扉から出てくる化け物達が襲ってきた時、

僕達が戦っていたら誰がその混乱を止めるのかとか、逆に僕達が混乱を止めるために色々してると誰も止める人が居なくなる。

そうゆうのを含めて個人でそれを対処出来るくらいになれるような物を育成する場所が

この学校なんだよ」


彼女は分かりました。と言ったが何故か少し悲しそうな顔をしていた。



「はい、これで話はおしまい。

まずは実技試験について説明していくね。

まず4人組でグループを作ります。

そしてそれで僕に体で触れるのが君たちの目標だ。」

そんなのバリア貼れば最強じゃんと思ったが、


僕はハンデとして魔術などの力は高ランクの人を除き4人になるまで一切使わず、

始まって五分間は攻撃された時にカウンターをするだけでその間は半径3メートルから外側には行かないようにする。」


私達は「魔術がなかったら流石に勝てるでしょ」と話していると「何でそんな優しくするんだ?」と真綱君が聞くと


「じゃあ君たちは赤子と遊ぶ時全力で遊ぶ?

その子のペースに合わせて優しく接するのじゃ無いのか?それと同じ事だよ」


それを言えるほどの余裕そうな彼が子供の姿なのに妙に恐ろしく見えた。


とりあえず移動だ。

と言い気づいたら私たちは島にいた。

それも空を浮かぶ島だ。

痛っ、頭に少し痛みが走る。


彼は椅子を出現させそこに深々と座り

「さてショータイムの始まりだ」

私達は始まりを迎える

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