第6話全力の勉強会
今回勉強をして驚いた事があった。
私は一度見たら絶対忘れない完全記憶能力があったらしくて、パラパラめくっているだけで覚えられる。
ぶっちゃけ元高校受験生という立場の私からしたらチートじゃね?ってなっている。
でも現実で持ってる人って忘れたい事も忘れられないらしいし意外とキツイかもなー
でも勉強を本パラパラしてるだけで良いんだからなー
普通に覚えようとしたら絶対に不可能な量もそれのおかげで可能にはなっている。
しかしそれでも体感で三日ぐらいぶっとうしで勉強中だからとてもきつい。
肉体面はキツくないけど精神面ですり減ってきているのが分かる。
しかしそのおかげでかなりの事を覚えた。
魔力の方式については有名とされているらしい物はほとんど覚えた。
しかもこの星の歴史はとても面白かった。
「まずこの世界は二回目の世界です」
「頭打った?」
「打ってません事実です。」
ちょっと何言ってるか分かんないってなったけど話をまじめに聞くと
「この世界は昔4つの国に分かれていました。
その中でも他の3つに比べて
とても小さかった竜の住む国がありました。」
歴史は好きだし、ファンタジーの生き物がいる世界での話なので、アニメのあらすじを聞いている感じで聞けた。
「私もその国の国民だったんですが、後に
世界は最悪の魔竜と呼ばれるアリスシア・ウィル・リセによって滅ぼされました。
彼はそれ以前にも超技術国ムーをシノクニと呼ばれる技ですね。それによって滅ぼしましたりあの紫のもやもやですね。」
あれか〜と前に見たモヤモヤを思い出す。
普通にキレーって思ってるだけだったけど普通に1人でやる規模感じゃなくね?
「とてつもない科学力を持っていた国に彼は現在でも消えない毒ガスをばら撒き、
都市を高熱によりガラス化させ、世界最高峰の国は彼の一撃で国民は全滅。その時派遣されていたムサ連合国の兵隊約100億人の大量殺害。負の遺産として現在も残されたままになっています。」
ヒャー100億だよ、100億。地球の総人口は78億人だからそれより多い人数を一瞬か…魔術の練習を最近はしているからわかる。私の魔術もいわゆるチートと言われるレベルだと思う。
そんな異常な私が聞いても異常だと思えるんだから、まぁ普通に考えて頭おかしいよね。
「しかもこれだけじゃありません。
彼はこの国の元になったサーペン国の王都崩壊などを引き起こし、
世界を崩壊させたのち行方不明になっています。その後世界は初代氷花家当主によって完全再現されています。彼は死んだとも言われていますが、転生して今も潜伏してると言われています。」
歴史好きからしたらとても面白い話だけどささっきの数を殺した殺人鬼が転生して生きてると思うと怖いなと思った。
「その国にいたなら先生はリセを見たこと
あるの?」
まぁ聞いたは良いけどこんなへなちょこの人はあり得ないと思ったが、
「はいありますよ。しかも昔はリセとは師弟関係だったんですから!しかも私が師匠だったんですよ!」
と自慢げに細すぎる体を張っていったが、
まぁ嘘ですよねー
だってさ、50メートル走ったら死にます!
みたいな見た目してるんだよ?絶対無理無理。
「嘘だよね…見栄張らないで良いよ?」
というと彼は悲しそうな顔をして
「本当ですよ…」と呟いた。
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