努力と秀才

 私はよくお前は努力すれば大成出来ると祖母に言われていた。


 当時8歳で成績も良くなかった自分の何処に可能性を感じたかは分からない。


 ただ自分の中でどう努力しても身に付かなかった経験から努力を怠った。


 そこから十数年、今思えば私はある一分野において異常なほど成績が良かった。そしてその授業が一番楽しかった。それ故にそのことに関しての事もよく理解していたように感じる。


 だがそれは天才では無かった。それらは試行錯誤の先の結果だったから。


 私は少し後悔した。他にも楽しんでやれば大成した可能性があった事に。

 だがもう遅い。今から大成出来るよう極めるしかないのだ。


 諸君、君たちがいくつなのかわからないがこれだけは言っておく。


 遊べ、楽しめ、極めろ。さもなければ道は開かれん。

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