私は噓つき
私は幼い頃からどうしようもない噓つきだった。
怒られるのにすぐばれる噓ばかりだったがそんなある日、母はこう言った。
「そんなに怒られるのが嫌なら噓をホントにしてしまえばいい。まあそれは努力が必要なんだけどね」
目から鱗だった。その日から少しずつ噓をホントに変えてきた。そもそもばれなきゃ噓じゃない。
高校に入った時には殆どばれなくなった。噓にホントを混ぜた。
そんな自分は噓をホントにするエンターテイナーを志した。
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