第17話海が新妻みたいなことを言いました。
バイト2日前。
俺たちは近くのデパートに来ていた。
理由は水着を買うためだ。
早速水着売り場に行くと、海が
「こー君の好きな縞パンみたいなビギニあるよ!」
と言ったので
「海に似合いそうだな。」
とノリで言うと、
「じゃあ、これにする!」
と言って縞パンみたいなビギニに決める。
俺はどうしようか迷っていると海が来て
「こー君はこれがいいと思う!」
と言って俺の好きな柄を的確に当てたので
「海、お前って凄いよな。」
と言って俺は頭を撫でると「んっ…//」と気持ちよさそうな声をあげる。
そしてバイト前日。
俺と海はおばさんの車に乗ってバイト先の近くにあるホテルに行く。
数時間車に揺られてるとそのホテルが見えてきた。
ホテルに着くとチェックインを済ませ、泊まる部屋に行く。
部屋に入るとなんと、ベッドが1つしかない。俺は「おばさん、嵌めやがったな!」と思った。海を見てみるといつもなら喜ぶのに喜ばない。
俺は考えるのをやめてお風呂を見てみると2人専用だった。
それを海に話すといつもなら「お風呂一緒に入れる!」と喜ぶのに今日に限ってはしおらしい。俺は意味がわからなかった。
俺はベッドでボーッとしていると、海が
「ここのホテル、私のお母さんが経営してて、私が部屋を変えてっていえば変えてくれるの。そしてここの部屋から出ると、混浴にも入りに行けるし、1人の時間を過ごせるよ?」
と意味不明なことを言ってきたので
「海、1人の時間を過ごしたいのならお前を家に残してきてるよ。そんなつまらないこと言わないで2人だけの思い出作ろうぜ?」
と言うと、
「あ〜あ、こー君は生涯女性の裸を見る機会を失ったよ。ほんとに。こー君は馬鹿だなぁ。」
と言うと、俺の隣に来て横になると
「こー君も横になって」
と言ってきたので横になると両足で俺の右脚をホールドして両腕で俺の右腕をホールドする。
そして、
「バイト頑張ってきてね。私、バイトが終わるまで待ってるから。健気な彼女のためにすぐに帰ってきてね?」
と言われたので俺は「わかってるよ。」と言うと、海は幸せそうにしていた。
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