第16話夏休みにバイトをすることになった。

キスした後も海は下着姿で俺と向かい合う形で座っている。

すると

「海~、顔を見に来たわよ~」

という声が聞こえたので海に「服を着れ!」と言うが俺のことを脚と腕を使ってホールドしてくる。

「誰もいないのかしら?光喜君も不用心ねぇ。」

そう言いながらおばさんがリビングのドアを開けると、俺に抱き着いている自分のむすこを見て

「コラ!海!言ったでしょ!光喜君とをするのは夜にしなさいって何度も言ったでしょ!」

と言うと

「怒る所はそこなんですか?!」

と僕はついツッコミを入れてしまう。

「そうよ!なに真昼間からおっぱじめてるのよ!」

「仕方ないじゃん!こー君が”合コンに行きたい”って言ったんだもん!」

おい!俺を巻き込むな!

「光喜君、あんな場所に来る有象無象の女の子と私のむすこ、どっちがいいの!」

あ~もうめんどくせぇ!

「俺は海一筋だ!」

そう言うと

「録音できた!お母さん、協力してくれてありがとう!」

「いえいえ~」

という会話が聞こえてきた。

俺はほっとしていると

「ねぇ、光喜君。合コンに行きたいって言ったのは本当なの?」

そうおばさんに聞かれたので

「違いますよ。ただ、合コンのお誘いがかからないなぁと言っただけですよ。」

と答える。

「光喜君、それじゃあ「行きたい」って言ってるのと同じよ?海の何が不満なのかしら?」

と聞いてきた。海も不安げな顔で俺を見てくる。

「大学生なら、1度はそういうのに行って経験しておきたいなぁと思っただけですよ。他意はありません。」

と僕が答えると

「そんなの経験しなくていいの。光喜君は海とイチャイチャして3大欲求の内の1つをぶつければいいの!」

とおばさんが言うと、海が恥ずかしそうにしていた。


しばらくすると唐突に

「ねぇ、光喜君。あなた海水浴場にある私の店でバイトしない?」

とおばさんが言ってきたが

「お母さん!こー君はイケメンなんだよ?!だからバイトのない時間帯に他の女に声をかけられてそして…」

と泣きながら海が言うと、

「大丈夫よ!バイトの時間じゃない時はホテルで海と一緒にいさせるから。」

とおばさんが言うと、

「こー君はそれでいいの?」

と聞いてきた。

「別にいいよ。けれど、海、お前も俺がいない時ホテルから外に出るなよ?海はそこら辺にいる女性よりも可愛いから。」

と俺が言うと、

「当たり前だよ。私はこー君のものだから。」

そう海が言った。

おばさんが「早く結婚しろ!」と言ってきたが俺と海はスルーした。









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