11話目海さんはカウンターに弱い

寝ていると、

「…ん」

「…くん」

「こー君!」

と声が聞こえたので目を開けると、涙目で海がもじもじしていた。

「どうした?」

と俺が聞くと

「トイレ行きたい…。はやくぅ!漏れちゃうよぉ」

と言ってきたので素早くトイレに連れていく。

まぁ、大惨事にならなかったとだけは言っておこう。

そのあと、俺もトイレをしてから寝た。

寝ていると、俺は首が冷たかったので見てみると海が首筋を舐めていた。

俺はたたき起こして怒ろうかと思ったが「こー君しゅきぃ」と言う寝言で怒る気も失せてしまったので寝直すことに。


息苦しくて目を開けると、下着姿の海がいた。しかも縞パン。

「朝からありがとうございます!おりてください!」

と俺が言うと

「な・に・が、”ありがとうございます”なの?」

とニヤニヤして聞いてきたので

「間近で縞パンを見れたからです!」

と言うと、満足そうに

「お風呂なら沸けてるよ。おばさんから「朝風呂はいるから沸かしておくといいわよ」って言われたからね!」

と海が言ってきたので俺はつい

「今のやり取り夫婦ぽかった」

と言ってしまう。すると

「あぅ…、ふ、夫婦なんて…。」

とショートしていたので俺は着替えを持って風呂場に行く。

俺は風呂から出たら戻ってますようにと神に祈った。



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