9話目海とお風呂に入ります!
告白を俺が承諾したあと、俺はふと気になったことを海に聞いてみることに。
「いつから好きだったの?」
「小学生の時からかな。ほら、転校する1年前に、私、体育館倉庫に閉じ込められた時に、こー君が助けてくれたじゃん。あの時からだよ。」
「そんな時から?!」
「うん!」
と答えた。
「じゃあさ、もし、俺に彼女がいたらどうしてたの?」
と聞いてみると
「自暴自棄になってたかも。」
と「何言ってんの?」という顔で海が答えた。
俺の質問が一段落すると、
「こー君!お風呂に入ろ!大丈夫!同性だから!」
と唐突に言ってきたので
「風呂の操作の仕方を教えるから、1人で入ってくれ」
と俺が言うと
「嫌だ!」
と言ってきたので
「心は女性だよね?しかも、下着を俺に晒すことになる。いいのか?」
と俺が言うと、
「いいよ!未来の旦那様だからね!それに、こー君に見てもらいたいからいいよ。」
と言ったので、俺は「好きにしろ」と言って自分の部屋に行こうとすると
「すぐにおりてきてね!」
と海が言った。
~20分後~
着替えを取るのに手間取ってしまった。
俺は風呂に行こうと扉を開けると
「あ、こー君。何してたの?お風呂が冷たくなっちゃうよ?」
と虚ろな目をして言ってきた。
「部屋が大惨事になってしまってね。足の踏み場だけでも確保しようと片付けてたんだよ。」
と答えると、
「付き合ってるのに嘘をつくの?」
と言ってきたため、
「本当だよ。部屋を見てみろよ…」
と言って海に見せると
「ほんとだ…、大惨事じゃなくてこれは世紀末だね。ごめんね。」
と素直に謝ったので
「いや、わかってくれればそれでいいんだよ。」
と言いながら頭を撫でる。すると、「んっ…///」と声を上げる。
風呂に入ると、海が
「髪洗ってよ!」
と言ってきた。俺は
「お前の方が髪洗うの上手いだろ?」
と言うと、
「私は、こー君に洗って欲しいの!」
と言ったので要望どおり洗うことに。
こうしているとたまに女の子に見えることがあるから緊張する。
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