#19 鈴宮キヨカ、大人の階段登る
とうとうセージくんに告白しちゃった!
なのに・・・保留にされたよ・・・どういうこと!?
でもでも、名前で呼んで貰えることになったから、一歩前進はしてるよね?
っていうか「キヨカ」って、拗らせぼっちの飯塚にずっと呼ばれてたから慣れてたつもりだけど、セージくんだと破壊力が凄かった・・・気づいたら鼻血噴き出て、セージくんに介抱されてたし。
やっぱり私にとってセージくんは、スペシャルだよね!
そしてセージくんに告白して、いくら保留にされたからと言っても、黙って待つほど私は甘くないよ!
まだまだ攻撃の手は緩めませんよ!
押して押して押し倒しちゃうんだからね!
そして、そんな私の押せ押せラブ作戦が功を奏したのか、ようやくセージくんもその気になってくれて、週末デートに行くことに。
ママに、セージくんとデートすること話したら
「もう少しよ!あとほんのちょっとで落ちるわね! じゃぁ今度のデートはお色気作戦でいくわよ!」と、相変わらずノリノリで、また新しい服とランジェリーを買ってくれた。
服は、バストを強調したノースリーブのワンピース
ランジェリーは、黒のTバック・・・娘にTバック奨める母親はどうなの?っていうのは敢えて言わないで欲しい。
ウチのママは、こういう人だから。
それでそれで、デート当日。
待ち合わせ場所に行くと、セージくんは既に来ていた。
「セージくん、おはよ。お待たせして、ごめんなさい」
『おう、おはようキヨカ』
セージくん、私のことチラチラ見てる。
服、変だったかな?
「今日の服もママに買って貰ったんだぁ。 ど、どうかな?」
『凄く大人っぽくて・・・綺麗だよ』
綺麗だよって・・・言ってくれた!!!
「デヘヘヘ」
デート中は、珍しく私が何も言わなくてもずっと手を繋いでくれてた。
イタリアンのランチ食べて、本屋さん行って色々本見て周って、その後はカフェでランチ。
いつもと違う、恋人同士みたいなデート。
楽しいっていうよりも、ずっとドキドキしてた。
やっぱり手を繋いでいたからかな?
でも、手を繋ぐのって、なんだか私のことを受け入れて貰えてるなぁって感じることが出来て、すっごい幸福感あるよね。
そしてそして最後。
お家まで送ってくれたセージくんを強引にウチに上がって貰って、最終確認。
『やっぱりキヨカのこと、好きだよ。 俺の彼女になって欲し「はい喜んで!」
もう『好きだよ』って聞いた瞬間、頭の中が「キャァァァァァ!!!」ってなっちゃって、セージくんまだ何か喋ってたけど、思いっきり抱き着いてOKの返事しちゃった。
もうその後は、押し倒すことしか頭に無かったね・・・
なんでだろ。自分でも分かんないけど、なんか頭の中にアドレナリンが沸騰しちゃってたのかな?
エッチの経験無い癖に、セージくんのこともっとメロメロにしちゃうぞ!って使命感みたいなの湧いてた。
それからそれから、初体験の感想はと言うと
痛かったのはもちろんだけど、手を繋いで歩いてた時以上に幸福感は凄かったです。 もうこのままずっと抱き合ってたいって思ったし。
あ、でも、セージくん、私のおっぱいばかり触ってたね。
セージくんはおっぱい大好き、おっぱい星人だったね。
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