#18 東雲セージはようやく




 そんな日々の中で、今日は水曜日。

 図書当番がある日だ。


 放課後図書室に二人で向かい鍵開けて入ると、二人で手分けして部屋中の窓開けて空気の入れ替えから始める。



 キヨカには貸出カウンターの方を担当してもらい、俺はキャスターに山積みになってる返却された本を棚に戻す作業を。


 返却本は、結構な量だ。

 恐らく前日の当番が手抜きしたんだろう。


 まぁ、どうせ暇だし、とのんびり作業を続ける。




 時折カウンターに座るキヨカと目が合い、その度に満面の笑顔でブンブン手を振ってくれる。


 う~ん、やっぱ可愛いな



 そうだよな

 キヨカって可愛いんだよな

 面白いし気が合うし趣味も合うし

 おっぱいも大きいし


 俺にとって、これ以上の理想の彼女って、実は他に居ないんじゃない?

 そっか

 キヨカって理想的な女の子だったんだよな




 俺は、返却本がまだ少し残っていたけど、キヨカが座るカウンターの前に立ち、話しかけた。



『俺、ずっと考えてたんだけど、ようやく気が付いた』


「え?急にどうしたんですか?」


『キヨカって、俺にとって理想的な女性だったんだよな。 それに気が付いたら、キヨカのことが無茶苦茶可愛く見えてきたよ。 これが好きになるってことなのかな?』


「へ? もしかして告白タイム???」


『おう、返却本の作業してたら突然閃いた。 だからさ・・・』


「だから・・・?」ごくり



『一度、デートしに行かない? ちゃんとしたデート』


「え?今更???」


『おう。 なんかさ、今までずっとキヨカのこと友達として見てたから、たまに女性だっての意識したりもしたけど、ちゃんと恋愛対象として見た事なかったんだよね。 だから、キチンと女の子としてデートしたい。 そうすれば今の自分の気持ちをちゃんと受け入れられるような気がする』


「今の自分の気持ち?」


『おう。キヨカのこと、好きだって気持ち』


「キヨカのこと好きって言ったキヨカのこと好きって言ったキヨカのこと好きって言ったキヨカのこと好きって言った・・・キヨカのこと、好き!って言ったぁ!」



 あ、キヨカがまた鼻血出してる。














 週末の土曜日、二人で待ち合わせてデートをした。


 キヨカは、いつもよりも若干露出多めなノースリーブのワンピースで、凄く似合ってた。


「今日の服もママに買って貰ったんだぁ。 ど、どうかな?」


『おう、凄く大人っぽくて、綺麗だよ』


「デヘヘヘ」



 ランチにイタリアン食べて、書店巡りして、カフェで休憩して。

 移動の間は、ずっと手を繋いで歩いた。



 帰り家まで送って行くと、家に上がってと誘われたので、お言葉に甘えてお邪魔した。




 キヨカの部屋で二人きりになると


「それで、どうでした? 自分の気持ち、受け入れられそうですか?」


『うん、大丈夫。やっぱりキヨカのこと、好きだよ。 俺の彼女になって欲し「はい喜んで!」


 キヨカは俺の告白を最後まで聞かずに喰い気味に返事をくれて、がっちり抱き着いて来た。




『無事に恋人になれて、よかったよかった』


「えへへへ」



 キヨカの顔を間近で見つめていると、吸い寄せられるように口づけをした。




 この日、キヨカご自慢のおっぱいと勝負下着を初めて拝ませてもらった。


 キヨカの勝負下着は、大人っぽい黒のTバックで

 キヨカの生おっぱいの触り心地は、極上の一言だった。














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