第3話 藤原義孝著「君がため 惜しからざりし 命さへ ながくもがなと 思ひけるかな」
貴方の事が好き。心から愛してる。
初めて会ったのは私の頭に水がかかった時。
花に水をあげてる時に私にも水がかかった。
私は気にしてなかったけど。
けれどそれを見てた貴方は私の前に来て自分も水をかかった。
貴方は言ってくれた。
「くだらねー。イジメなんてやめろよ。」
みんなの人気者だった貴方がそう言ったら次の日からホントにイジメは無くなった。
私の心は奪われた。
貴方の為に全てを捧げる事を決めた。
貴方の事が好き。心から愛してる。
貴方の為ならこの命。捨てたって良い。
貴方の為なら死んだって構わない。
ホントにそう思った。
だって貴方は多分私に振り向いてくれないから。
けれど貴方は私を見てくれた。
何もない私を好きだと言ってくれた。
なぜ?って聞いたら貴方は言った。
「だって君は花より綺麗だから」
貴方の事が好き。前よりもっと好き。
死んだって構わない。そう思ってた。
けど今は貴方ともっとずっと一緒にいたいから。もっとずっと長く生きていたい。
貴方の事が好き。心から愛してる。
短歌がもとの短編小説 アチャレッド @AchaRed
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。短歌がもとの短編小説の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます