現実と幻想が混ざり合う世界

丁寧かつしっかりした描写で世界を描いています。そのため世界はとても現実的な質感を持って感じられます。そしてそこにある幻想的な存在も普通の人からは遠くの国のニュースを聞くように扱われているため、そういうものかな、と現実的に読ませてしまうのが見事です。現実か非現実か、曖昧になってしまう読後感が魅力です。

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