熱い明後日の方向の応援。


 こんにちは。最近出会って痛く気に入り全巻購入し、最新刊までキッチリ読んだ少女漫画、『墜落JKと廃人教師』により、乙女心を完全に理解りかいった木元です。でもそれは勘違いでした。


 カクヨムさんで恋愛要素のある作品を読ませて頂いてるんですけれども、私が書くコメントだけ他の方のコメントと明らかに毛色が違うんです。遠慮せず言うと浮いてます。これは誰に向けての遠慮だったのでしょうか。それを受け入れ難い己へですね。つまり見栄です。みっともないのでやめます。


 何かこう、浮いてない方々のコメントはキラキラなんですよ。触れている部分や内容も柔らかい印象のものが殆どで、私個人が抱いている恋愛もの好きな人のイメージそのまんまなんですね。もうそのコメントに色付けるとしたらパステルカラーのピンク一択だなみたいな。私のコメントですか? 私多分、血と暴力を想起させる、原色の赤、とか……。


 まあたとえば、女性を主人公とした恋愛もの作品って、主人公に意地悪する女性グループが必ずと言っていい程登場するじゃないですか。そいつらにより困ってる主人公を、イケメンが颯爽と助けるってシーンのトリガーですね。そんなシステム的に見んななんですけれど。いやしっかり感情乗せた目で見てますよ。見てるからそのシーンにコメントする際、「嫌味な人達ですね。私が主人公なら全員歯を折るまで殴ります」とか書きそうになるんですけれど、跡形が無い程マイルドな表現に変えるか、思い付かなかったら無言で応援ボタンだけ押して次のエピソードに進むんですね。故に大抵無言になってるんですが、それでもマイルドに変換出来た際のコメントを他の方のコメントと共に見返すと、「何か浮いてね……?」って首を傾げる内容になるんですよ。わざとじゃないですからね本当。


 他の皆さんはそういう時どこに着目して書いてたんだっけな……。意地悪女子グループにムカついてる内容打ちつつ、颯爽と現れたイケメンにキャー! ってなってたんだっけか。わざと主人公に聞こえるように陰口叩く多対一でしか喧嘩売れない腰抜け共に煽られて、そんなんで満足してる場合じゃなくないですか? 本物の喧嘩を教えてやれよ。そんな矮小わいしょうな奴らに嘗められてる自分が恥ずかしくないの? 私耐えられないよ。筋を通せない奴らに負けんなよ。孤軍上等でぶっ飛ばせよ。お前にだって、悔しい気持ちがあるんだろ!?


 でもそこで気付くんですよね。そんな強気なヒロインだったらイケメン来る前にそいつらボコってるから、恋始まらねえんだよなって。いやでもそれとこれとは違くない……? 人間としての話じゃん。


 私自身気弱じゃないので、もしこういう状況になっても言い返せるんですよね。てかなった事ほぼ無いし。言い返せないタイプの友達がターゲットにされて、私が代わりに言い返すのが常だったぐらいです。文句あるなら伝えておくから私に言ってって。全部聞こえてるし、お前らの言い分で間違ってる所あったらここで訂正するからって。これあれですね、こういう記憶がぶり返して怒りが先行してるんですよ。マジギレしてんの。恋してる場合じゃねえの。陰湿な奴大嫌いだから。現実っていう颯爽と現れるイケメンがいない世界で、代わりに私が戦ってたの。故に負けらんねえの。男性向け作品の嫌な奴は冷静に見られるのに、女性向け作品の嫌な奴になると本気で腹立つのは、その嫌らしさが生々しいからなんだと思います。作者さんも女性である事が多いでしょうから。


 勿論助けに入るイケメンには、「やるじゃん」って思ってますけどね。「まあ私もやった事あるけれど」って同時に思ってるけれど。もしかして浮いてる原因ってここでしょうか? 少女漫画とか恋愛もの疎いくせに、イケメンに求めているハードルが、高い……!? てか困ってる人がいたら可能な限り助けるって当たり前の事じゃないですか。惚れてる女が相手なら猶更だろ。よかったなお前ヒロインが私じゃなくて。もし私だったら当然感謝はするけれど、それだけじゃキュン一回分にもなってないからな。侮るなよ。


 どうやら私とはそのイケメンが王道タイプであればある程、「いやそれ現実で私も実行済みだし」となって響かないようです。私今でもウルトラマンとか仮面ライダー大好きですから。いつもなるべく正義の味方でいたいと思って行動してます。だからまあ……。何も感じないのかもしれません。今まで自分でこなせて来た事だし、この先も曲げるつもりの無い生き方だから。私にとっては当たり前なんですよ、その種の王道は。


 だから、『墜落JK と廃人教師』は面白いって感じたんだと思います。この少女漫画に出て来るイケメン屑だから。ギャンブル癖あるし適当だし教師のくせに主人公である女子高生に手は出すしヘビースモーカーだわ頼り無いわ他にも諸々ありますが兎に角どうしようも無いんですよ。腐っても教師かつ大人なので、主人公が困ってる時はちゃんと導いたり助けるし、締める所は締めるんですけどね。成る程この緩急が売りなのかと唸りました。ギャップってヤツだ。どのジャンルでもギャップってホントに大事なんですね。学びを得ました。矢張り未知との出会いとは面白い。てか私また結局マイナーなものが好きって結論になってますね。なんて事だ! これは最早私の個性なのかもしれません! 今後は、マイナーはマイナーでもより広く受け入れて貰える作品作りについて思考していきましょう! 人生は学びの連続! もう一度一巻から『墜落JK と廃人教師』を読み直してみようかな! 取り敢えず私が恋愛もの書く時は、イケメンはどうしようもない奴で決定だ!


 それでは今回はこの辺で。


 よい一日を。



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