やっぱ人間って中身だよなあ!?
おはようございます。木元です。もう九月ですって。有り得なくない?
濃厚接触者からの感染で自宅待機の時間が結構ありまして、八月は家の中にいた記憶しか無いんですよ。皆さんは夏らしい事しましたか? 私は、夏と言えば怖い話かなと、ホラー映画を観ていました。
ネットフリックスで、『呪詛』と『犬鳴村』を観たんです。『呪詛』はネットフリックスでの限定配信作品なのですが、テレビでも取り上げられるぐらい流行っていたそうですね。ホラー映画ではまずビビらない私も、久々に歯応えのある作品に出会えた気分でした。是非ホラー好きに観て欲しいですね! 『犬鳴村』は撮り方に見覚えがあると感じながら観ていますと、エンドロールで流れて来た名前で納得しました。『呪怨』と同じ監督さんが撮っていたんです。どうりで公開当時は、大ヒット上映中! とCMがバンバン流れてた訳だ。俳優は中々覚えられないんですけれど、監督の名前は頭に残るんですよね。画面上で姿を現す事は無いのに。『呪詛』も『犬鳴村』も、主人公役を演じていた人の名前、覚えてないな。どんだけ人の顔に興味無いのよ。俳優から覚えた方が、人に勧める時も伝えやすいのに。
そんな事を考えていると、ふと思いました。もし世の中の人間の顔が、全部同じものに統一されたら、流石に私も困ったりするのかなって。
人を記憶する際顔を覚えないのは、あくまで幾らでも繕えるものって、情報源として信用していないからなんですよ。癖とか好みを重要視して覚えるんです。内面からの情報なら信憑性が高いですし、そうころころと変わっていくものでも無いので、まず年単位で当てにしていい情報と捉えています。映画は俳優では無く監督を覚えるのも、きっとこの辺が理由なんですよ。俳優は役によって振る舞いを変える仕事ですが、監督は撮り方をそうころころと変えません。『犬鳴村』にもう何年も前に観たっきりの『呪怨』の既視感を、無意識に覚えていたように。
だからもし、顔を重視して人を記憶していたら、癖ぐらいでしか人を判別する手段が無くなってしまった状態って、怖いのかもしれませんね。声で分かったりするのかな。体格とか? スマホとかの顔認証が使えなくなるのは痛いか。実は「逃げる」部門の方で、ゲーム原案小説オーディション用のネタをずーっと考えてるんですけれど、いいのが浮かばないんですよねえ。八月は殆ど家の中にいた所為か、何だか頭がボーっとして。運動すれば気が晴れるだろと、ストレッチは再開しました。引きこもって落ちた体力も戻したいですし。
この、もし人間の顔が皆同じになったらどうなるのかなっていう考えをネタにして、自分だけ顔がそのままの主人公が、顔が変わってしまった人間達にどうして無事なのかと追っかけ回される話にでもしようかなと、考えています。ホラーになるのかな。この通り顔とかどうでもええやろな感性なので、あんまりピンと来てないんですけれど。でも客観的に考えたらキモいか。皆同じ顔になっちゃうって。主人公の歳を十代とかの多感な頃に設定したら、十分な脅威になるんでしょうかね。学生の頃の私だったら、どんな反応するんだろう。これはもう過去のエッセイでも何度も使ってるネタなんですけれど、私高校生の頃に受けた精神年齢検査で、七十歳のバァさんって出たんですよ。達観しまくりJKだったので、当時の記憶も今の感性も、あんまり若々しくなくて当てにならないんですよね。主要な登場人物もう一人用意して、その人にパニックになって貰おうかな。
キモいだろうけど怖いのかな。本当にその人の事を見て来たのなら、見た目が変わったぐらいで見誤ったりしないって、誰だって言える相手一人はいるでしょ。そいつと生きて行ければ、別に何も問題無いじゃん。こういう視点で書けば恋愛モノにもなるのか。成る程ねえ。もうちょっと考えてみます。何かあと、書きたくなるようなもう一押しが欲しい! ネタとしては悪くない筈。
それでは今回はこの辺で。
よい一日を。
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