その思い切りは、男らしさ百パーセント。


 おはようございます。木元です。最近ローソンで見かけたチェンソーマンのコップを買おうか、かれこれ一週間近く悩んでいます。カッコいいんだけど買っても多分使わないんだよなあ。コップ余ってるし、物が多くなると掃除が面倒で嫌になるし。電子書籍で漫画読んでる方が経済的ですね。二部も始まったし!


 こえけんコンテストのヒントを得ようと、こういう男性向け音声作品ってどういうものなのと、オタクの後輩君に聞いてみたんです。オタクの定義とは何かと問われると正直よく分からないのですが、彼自身がオタクだと名乗っていたのでそういう事にしています。鞄にキャラクターのストラップだか人形だか、いっぱいぶら下がってるし、休み時間はTwitterばっかり見てるし。お茶目な人なんですけどね。上司の前でギャグを滑らせていたのを偶然聞いてしまって、数日後に指摘したらまさか触れられると思っていなかったようで、めちゃくちゃ騒ぎながら恥ずかしがってました。わざとじゃなくて世間話の流れで、そういえば最近滑ってたよねって、うっかり言っちゃったんです。気の毒だから黙ってるつもりだったのに。気を付けよう。


 で、後輩君に、どういうヒロインなら受けるのかなと尋ねました。その答えは至ってシンプル。「ぶっちゃけ男なんてね、自分に優しくしてくれる可愛い女の子なら、誰でもいいんですよォ!!」


 滑っていた事を恥ずかしがっていたとは思えない、鋼のハートを思わせました。


「…………。……そんな偏った事を言って、問題は無いんですか……?」


 ドン引きしていた私はつい、敬語になってしまいました。


 後輩君は動じませんでした。


 男なんてそんなもんですよ木元さんと、何やら確固たる自信の下に補足されました。受け入れ難いけれど、君がそうだという事はよく分かった。


 でもこのままだと、彼は私にドン引かれたという結果しか得られない会話で終わってしまうので、幾ら気付いていないとは言えそれはあんまりだろうと、何か参考になる作品は無いだろうかと質問を変えました。何故私が気付かれもしない気遣いをしているのか、ちょっとよく分かりませんでした。彼から貰った答えが余りにも役に立たないので、別方向から情報を得たかった意識はあります。


 そしたらYouTubeで、男性向けASMRの活動をされている方を紹介してくれたので、数本視聴しています。そういうのだよそういうのォ! ちゃんと女性が観ても引かない内容で活動されてる方をオススメする気遣いが出来るのに、無自覚に自分の評価を下げるような事を言うんじゃないよ! 下げてから上げるスタイルだとしても下げが強過ぎて機能してねえから! 「うわ……」って思った瞬間の内臓が重くなってのしかかって来る感じ、まだガッツリ残ってるから! 気を付けろよマジで!


 それでは今回はこの辺で。


 よい一日を。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る