　おはようございます。木元です。小説のネタ集めに始めた乙女ゲーの、攻略対象一号のストーリーがやっと終わりました。ウヒー！　長かった！

　スパイやってたのがバレて、悪人から主人公らを守ろうと、単身悪人らの居場所へ乗り込んだ所で止まってた奴ですね。登場するイケメンの中で最年長という事で落ち着いているのですが、酒だの女遊びだの不真面目で仕方の無い奴です。さり気なく主人公をフォローしたり、気付かない内に助けていたりと、大人の余裕が売りでもあります。

　悪人に捕まった一号は、主人公らを助ける事を条件に自分の命を差し出そうとしたのですが、主人公が他のイケメンを説得して協力させ、「そいつを殺すならアタシを殺しなさいよォ！」と、一号と悪人の間に割って入ったんです。

　それまでボーッとプレイしていた私は主人公のその言葉に、「つまり今から戦闘……!?」と、目をキラキラさせたのですが、隠れて待機していた説得済みイケメンが、引き連れていた仲間を使って悪人をボコボコにし、一号を助けてしまいました。主人公は囮役だったようです。その後はもう、主人公と一号は結ばれてハッピーエンドでした。思っていたよりアッサリしていて、恋愛モノってこんな感じなんだァーという感想でした。何かもっと、派手なのかと思ってた。

　何がこう虚無感を誘ってるんだろう？　ドキドキしなかったから？　確かに一号は好きなキャラにはなりませんでしたけれど、そもそも恋愛ものの作品に触れてると、ドキドキするものなんですかね？　誰が誰を好きとか嫌いとか当人の問題だし、私は当然無関係だしどうでもいいって思ってるから、そもそも興味を持っていない……？　調査が目的ですから面白くてもつまんなくてもそこは関係無いんですけれど、何だか不思議な気持ちになりました。もしかして私が殺し合いに慣れ過ぎてる所為で見落としが激しいだけ？　私の脳が狂戦士（バーサーカー）な所為で、乙女ゲーとは何なのかをまるで理解出来ていない……？　いや、まだだ、まだ攻略が終わっていないイケメンは沢山いる！　希望を持つとは決して、愚かな事では無い！

　私が今まで好きになった男性キャラクターってどんなんだっただろう。ウルトラマンとか昭和〜平成初期ぐらいの仮面ライダー大好きなんですけれど、でもこれって恋って言うよりヒーローへの憧れですから、また違いますし。難しいな……。いやそうだ私、そもそも余り人に興味が無いんだった。だから世界の平和も何もかかってない恋愛が主となっている作品と縁遠いんですよ。何か損失があっても当人らの問題ですから、どうなろうが知らないし、どうなろうが否定も肯定もしない。私にとっては最初から、存在していないようなものですから。もうちょっと他の要素や、外部に影響のある問題が絡むのなら、気になってきますけどね。だから恋愛ものって超難しく感じて、殆ど書いて来なかったんですよ。好きか嫌いか、ただそれだけの話でしょ？　そもそもいつ別れるかも分からないんだし。ってなっちゃって。私こんなんで恋愛もの書けるようになんの!?　こんなマシンみたいな考え方で、隙あらばこえけんにも挑もうとしてるってマジ!?　でも学生時代法学関係の授業の一環で、日本人の離婚率とか夫婦間でのDVについて調べた事あるから超ドライなんですよねその辺〜！　永遠の愛？　見せてみろよこの私に！　フォーエバーラブしてみろ！

　こう数字ばっかり見てるから駄目なんですかね？　でも事実ですし。それが全てでは無く部分的な現実に過ぎないとも分かってますけれど、でもなあ……。決して、芸能人だけが経験するものではありませんし、悪い事でもありませんから。ただ人間とは、限り無く不確かなだけです。……だからフィクションの中でぐらいフォーエバーラブしたいって事!?　成る程!?　新たな気付きを得る度に、己の冷めた性分を再認識していく！　永遠なんて無いのよ！　故に今を懸命に生きる者とは美しいのよ！　つまり努力家がタイプなのかな私。調査を続行します。これで今やってる乙女ゲーで好きなキャラと出会えたら、大笑いですけどね。そうあって貰った方が、調べ甲斐があるんですけれど。

　それでは今回はこの辺で。

　よい一日を。