〇インファイト系巨人小児


 こんばんは。木元です。カクヨムさんの新しいコンテストの開催情報見ました? 第1回「G’sこえけん」音声化短編コンテストですって。募集期間が長い割に要求文字数が小さいので、やってみようかなってG’sこえけんについて調べていました。


 まず電撃G's magazine編集部の公式Twitterに飛んで、何かG’sこえけんについて知れる情報は無いだろうかと投稿を漁っていると、G’sこえけんの公式HPとYouTubeチャンネルのリンクが貼られているのを見つけてジャンプしました。YouTubeチャンネルではG’sこえけんが販売している音声作品のサンプルやインタビュー、紹介動画等が試聴出来るようになっていたので、全部聴いたんですよ。


 内容は、小学生の女の子とおにぎり作って食べるとか、中高生ぐらいのアニメキャラの女の子がよ起きろと催促して来るとか、エラッソーな箱入りお嬢様にテメーを監禁すると宣言されるとか、男性向けコンテンツである事を把握しました。


 サンプルに共通していたのは、登場するキャラクターは一人かつ、BGMも無ければそのキャラクターの声しかほぼ流れて来ない事と、そのキャラクターが話しかけている相手も一人に設定されているという点でした。限り無く無音に近いタイマンですね。殴り合ったりは一切していませんけれど、私にはこう表した方が理解しやすいので。たまーに、効果音が入ります。布団を捲る音とか、おにぎり握ってる音とか。でもそれぐらいで、ほぼキャラクターの声しか流れませんよ。舞台設定に沿って、そのキャラクターが一人とした視聴者に対しずーっと喋りかけて来るものです。ラジオドラマや朗読みたいなもんなのかなと最初は考えていましたが、また別物みたいですね。


 あと、声がやたら近いんですよ。私はヘッドホンで聴いたんですけれど、真横で囁かれてるみたいな感じに聞こえてきます。そもそもイヤホンとかに繋いで聴く事を想定されて作られているみたいですね。スピーカーから直接部屋に流したら、この特徴を殺す事になるし。身長百五十七センチの私に耳打ちで話せるって、最近の小学生ってデカいんだなァーと、無粋な事を考えながら試聴していました。百五十七ってチビって程では無いけどやや小柄に入ると聞いたんですが、マジでしょうか。私身長が小学生で止まって以降ほぼ伸びなかったんですけれど、小学生の頃の私って、クラスの女の子で身長が低い順に並んだら、いつも後ろから三番目以内に入ってたんですよ。だからサンプルの女の子もデカいんだなあって。日本人の西洋人化が止まらないわ。え? でもこれって男性向けコンテンツだから、聴くのは主に男性であるのが当然だし、つまり彼らに耳打ち出来るって事はやっぱり、彼女らとは巨人……?


 こんな方向へ思考が飛んでいる時点でお察しでしょうけれども、どう書けばいいのかというヒントは碌に得られませんでした。コンテスト情報内に、「あなたが想う理想のヒロインの物語を、音声作品として届けてみませんか?」の文があった理由はこれだったのか……。エー男心なんて分かんないよ! ラブコメ書き慣れてる人が強そうなコンテストみたいだわ! いやでも、②の「会話で生まれるドラマ」部門なら、「例えばシャーロック・ホームズとワトソンのように、登場人物2人の会話から紡ぎ出されるドラマを募集します。」とあるから、こっちなら狙えるかもしれない! 私シャーロック・ホームズ、読んだ事無いけど! 今から読んでみるかな、シャーロック・ホームズ。昨日から フィリップ・K・ディックの、「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」を読み始めたばっかりで続きが気になるけど……。


 ①の「君にささやくヒロイン」部門に使えそうな知識を得られたという点では、無駄な調べ物ではありませんでしたので纏めておきます。


・登場人物はヒロインと「あなた(一人と設定された視聴者の事)」だけ。

・ほぼ無音の中、ヒロインだけが喋り続ける。たまーに、ヒロインや状況を伝える為の効果音が鳴る。

・私はくすぐったくて声出たぐらいヒロインの声がやったら近い=その距離間を取れるという事は、「あなた」とヒロインは親密な関係。舞台設定もそんな感じ。


 うん。やっぱり一旦、ホームズを読もう。②の調べ物の一環として!


 最後に、最近書いたレビューのリンクを。


「この結末を予測出来るか。閉じた村の奇祭に起きるは、大番狂わせの怪異譚!」

https://kakuyomu.jp/works/1177354054887395337/reviews/16817139555237391190


 それでは今回はこの辺で。


 よい一日を。



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