芽生えし乙女心
こんにちは。運動習慣を手にしようと、ストレッチ継続中の木元です。ちょっとだけですが体力が付いた実感があり嬉しいです。仕事が終わった後の疲労感が、少し軽減していました。ウッヒョー! つまりこのまま続ければ、仕事の後の執筆能率が増すかもしれないって事!? 頑張って続けます!
と、今はご機嫌なのですが、先週日曜日辺りの私は絶望していました。
きっかけは肥満の母でした。母はダイエット中でして、その日測った体重を、マメにカレンダーに記録しています。その様子を見ていた私は、自分もたまには測ってみようかなと、体重計に乗りました。
因みに母は、私より三センチ程背が高いです。太って着れなくなった服を数着くれたのですが、ダサくてパジャマにもしていません。サイズは私にとってはゆったりでした。
その情報と、一目で異なっていると分かる互いの身体の厚みから、私が母の体重を上回る訳が無いと、母の体重記録に余白を食われていくカレンダーを眺めながら、計測結果が出るのを待ちました。私の方が二キロも重い結果が出ました。
絶句しました。
信じられない余り、頭がたっぷり五秒は真っ白になりました。
役目を終え、自動で電源がオフになった体重計の上で立ち尽くしていた私は、体重計から下りると電源を入れ直しました。ポケットに入れていたスマホをテーブルに置いて、上着を脱いで、もう一度体重計に乗りました。私の方が二キロも重いままでした。
確かここでやっと私とは、「マッ……ジかよ……」と、言葉を発した気がします。
そんな馬鹿な。パジャマ代わりにしてる高校時代のジャージ、今もすんなり入るのに。お酒は飲まない、甘い物も苦手だから、太りやすいものは余り摂っていないのに。それでも私の方が、母より、重い……?
ショックの余り、確か二回は測り直しました。それでも結果は一切変わりません。然もその結果とは、人生最大重量記録を更新するものでもありました。生きていて一番重くなっていたのです。
自覚出来ていないだけで私とはクソデブなのか。私の周りだけ、重力がバグっているのか。冷静さを失った私は、非現実的な理由を探していました。でもどう見てもこの体重とは事実であると受け入れ、しょんぼりしながら昼食の準備をしました。かなり量を落として作っている最中に、「これってただの筋肉量の違いじゃね? 最近運動始めたし」と真実に気付いたのですが、もう貧乏人のような量の昼食は完成間近だったので、そのまま食べました。さっさと気付けよなァバーカ!
慌てると、こんな簡単な事も分からなくなるんですね。重くなるのは嫌ですけれど、健康に近付いているのは事実なので、運動は続けます。
それでは今回はこの辺で。
よい一日を。
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