第37話 ロストロンド刑務所
ガトレイがジャキ王の部屋から出た後、ガトレイは自分の地底の国に帰った。地底の国は悪魔の国の真下にあり、地中から1万メートルの深さに国がある。地底の国はとにかく暑い、基本的に地上と比べると地上が約27度ぐらいが平均だとするが、地底は50~80度と毎日大きく変動をする。そして地底に国は大気中の酸素濃度が低い。地上の大気は酸素濃度21%程度あると言われているが地底の国は大体14%しかない。普通の人間がその空間に行けば酸素欠乏症になり、脳に大きなダメージを負い記憶障害になるだろう。そんな劣悪な環境下で
そんな場所だが地底の国には有名な物がある。それがロストロンド刑務所だ。ロストロンド刑務所は全世界の国に極悪人を収監する場所だ。そして刑務所にはレベルがある。レベル1の刑務所は軽犯罪をやった囚人が収監する場所でレベル2が殺人を犯した奴、内乱をした極悪囚人が収監する場所だ。そしてレベル3が超極悪囚人に認定された奴が入る場所だ。ようするに手に付けられない奴が入る場所だ。ロストロンド刑務所はレベル3の刑務所に選ばれており、レベル3の中でもトップクラスの厳しさを持つと言われている。先ほど言ったが劣悪な環境で過ごさないといけない囚人達はそれに耐えられない奴は多くいる。死亡する奴が後を絶たない。そしてこの刑務所の囚人達は看守からの虐待をされている。そんな刑務所が耐えられなくて脱出する奴も現れるがここは地上1万メートル離れた場所にある。刑務所を出た所で地上に出る手段が分からず外で餓死をする奴も多い。
そんな刑務所にガトレイは向かっていた。ガトレイはこの地底の王でありロストロンド刑務所を管理している。そうガトレイは帰り際に様子を見に行こうとしていた。
……そしてガトレイは刑務所前に着いた。ガトレイは刑務所前にある小さな部屋にいる看守に話しかける。
「ティノ!署長を呼んでくれ」
「………ZZZ…」
看守のティノはガトレイの声は届いておらずまだ眠りについている。
「……また寝ているのか……仕方ねーな」
ガトレイはティノを寝かせたまま刑務所の中に入り、刑務所の中にいた看守に署長を呼ばせた。
しばらくすると署長がやって来た。
「ガトレイどうした。俺を呼んで何かあるのか?」
「いや、帰りに通ったから寄っただけだ」
「……お前はマメ過ぎるんだよ。刑務所の事は俺に任せてくれよ。お前は国の事で忙しいだろ?ちょっとは休めよ」
そう署長はガトレイに言う。
「あぁ、分かったよ。今日は帰って休むよ」
ガトレイは刑務所を後に自分の城に帰った。
……少し道を歩いていると前から子供たちが来た。
「ガトレイおじさんこんにちは!」
子供が元気よくガトレイに挨拶をする。
「おう!お前ら元気にしてるか!」
「元気にしてるよ!じゃーねガトレイおじさん!」
子供たちは大きく手を振り、去って行った。
そしてまたガトレイは道を歩くが今度は老人の方が挨拶をしてきた。
「おーガトレイ今日は帰るのか?」
「あー今日はもう休ませてもらうよ」
「まぁーお前は頑張りすぎだ。もと休んでいいんじゃぞ」
「そう言うわけにはいかない。休んだら、また出かけるよ」
「そうか。無理はするなよ」
「おう」
そう言って老人とガトレイの会話が終わる。どうやらこの国でのガトレイは物凄く印象が良く。地底族の住民とは仲がいいらしく、色んな住民達に話しかけられる。
住民達と歩きながら話しているとガトレイは城の前に着く。住民達と別れ城の中に入るとガトレイは誰かを呼び出した。
「サナいるのか!」
するとガトレイの目の前に突然女の子が現れた。
「おかえりなさいませガトレイ様」
どうやらサナはガトレイの秘書のようだ。
「サナ俺は今から休憩をする。それが終わったら人間世界に行く、荷物をまとめといてくれ」
「かしこまりました」
サナはガトレイの前から姿を消した。そしてこの日のガトレイはゆっくり休みを取った。
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