第34話 地底族の王
「………ガトレイ、何しに来た?」
「……ガオウ、何回も言わせるな。……俺は今人間の代表のレゾンと話をしているだ。邪魔をしないでくれるか?こいつとは初対面何だ」
ガトレイはそう言いガオウの質問を無視をした。
「おい!俺の質問に答えろ!なぜこのタイミングで現れたんだ!」
チュドーン‼
「ガハッ!」
ガオウは急にガトレイの指先から出た魔弾に撃ち抜かれてしまった。そしてガオウは床に倒れこんでしまった。周りにいた代表者も急な出来事に唖然をする。
「おいガオウ!あまり俺を怒らせるなよ。さっきも言った通り俺は
「………ガハッ!……お前!……」
「……どうやらその様子ではまだ傷は完治してないようだな ガオウ」
ガトレイはガオウを見下ろす感じで言った。
「……
「……分かったよ。……後その堅苦しい呼び方はやめてくれるか?俺もお前の事をレゾンと呼ぶから俺の事をガトレイと呼んでくれるか?」
「……あぁ、分かった。……ガオウお前は医務室に行け。その様子では話を聞くのもつらいだろ」
ガオウの体から少量ずつだが血が出てき始めていた。
「……いや、俺はこのまま話を聞かせてもらう。。俺の体は丈夫だから気にするな」
「……そうか……あまり無理はするなよ」
こうして場の空気が重い感じに始まってしまった。トゥルース会談が今行われる。
「……まず、ジャキ王についての事だが……」
レゾンがジャキ王について話を始めようとする。
「……あいつは死んだよ」
「‼」
ガトレイが急な発言に代表者が驚く。
「おいおいおいおい。あのジャキ王が死んだだと?」
「あぁ、そうだ。……みんなも知ってると思うが人間世界でロボットが暴走をしたのは知っているだろ?あの時にジャキ王は戦闘に巻き込まれてしまいやられてしまったんだ」
「……いやガトレイ、明確には死んだとはまだ分からないんだ。確かにジャキ王は戦闘に巻き込まれてしまったが、あいつの死体が見つからないんだよ」
「それは当たり前だ!あいつは爆発に巻き込まれたんだ!体は木っ端微塵になって無くなったんだろ」
「……?爆発?俺の聞いた情報ではロボットが暴走したとしか聞いて無いぞ」
そう言うのは
「…………確かに爆発はあった。……ジャキ王はロボットの暴走を止めるために人間の国に援護してくれたんだが、不運にもロボットの中に爆発が入っておりそれが起動してしまい巻き込まれてしまったんだ」
レゾンはそう説明をすると、
「………そもそも、そんな危なっかしいロボットを何で作ったんですか?」
ここで
「……それは……」
レゾンは返す言葉が出て来なかった。しばらく沈黙が続いたがガトレイがある言葉を出そうとする。
「……世界統一」
「何⁈」
ガトレイが言った言葉にレゾンはす少し驚く。
「……人間は密かに世界統一を考えている。だからその準備としてロボットを作った。けどそのロボットが暴走してしまい大事になった。……だろレゾン?」
そしてガトレイはレゾンに問いただす。
「…………」
「おい、レゾン世界統一は本当の事か?」
「…………一部語弊がある。確かに世界統一をするためにあのロボットは作られた物だ。しかし、我々人間が世界統一を考えているわけではない。裏で大きな組織が企んでいる事なんだ」
レゾンは少し苦し間際に説明をする。
「………裏の組織と言っているがそいつらの正体は勇者だろ?……勇者は人間ではないのか?」」
ガトレイはレゾンが言った返答に問い詰める感じで質問をする。
「………あぁ、確かに組織は勇者の事だ。だが我々は勇者に指示を出していない。勇者が独断でやった事なんだ。だから我々人間政府が勇者の事を徹底的に調査つもりだ。だから他の種族に影響が出ないようにする」
「………勇者が独断でやった?………
そしてガトレイはさらにレゾンに詰める。
「………ガトレイ………どこまで知っている」
「……全てだ。俺は全て知っている。誰が指示を出したのかも知っているしズィーナ王国のモテモ王が死んだのも知っている」
「何!」
レゾンは驚く。モテモ王が死んだ事は八王星の7人だけでしか知らない事でガトレイが知っているはずが無い事だからだ。
「……俺はこんなに人間が嘘を付く奴らだと思わなかったよ……だから俺は人間と悪魔の共存を破棄しようと考えている」
「なっ!」
レゾンはさらに驚く。
「お、おいガトレイ流石にそれはやりすぎだろ?共存を破棄するだと?確かに人間には隠し事をしているのは明確だが、お前はジャキ王の代わりで来ているだけだろ?お前が独断で決めれる事ではないぞ」
「……言っただろ。ジャキ王は死んだだと。だからこれからは俺が
「おい!それがまかり通ると思っているのか!」
「……まかり通るさ。レゾンはジャキ王が爆発に巻き込まれた言ったんだぞ?その事実は正しい事だ。それはお前もロボットの近くにいたんだし知っているんだろ?……ジャキ王は爆発に巻き込まれ死んだ、木っ端微塵にな!だから死体が見つからないんだよ。これは全て人間側の計画の算段だよ。人間は世界統一を考えている連中だ!だから一番厄介なジャキ王を先に始末したんだろ?その後にゆっくり世界統一をしようと考えているんだろ?」
「………………」
レゾンは黙ったままになってしまった。
「……だから俺は人間と戦争をする!」
「‼」
座っていた他の代表者は驚く。
「ガトレイ……戦争を起こすのか?正気化?」
「あぁ、やるつもりだ。こんな奴らをほっと置くわけにはいかないだろ?」
ガトレイは高々と言う。
「………クッ……ハハハハハハ‼」
レゾンは急に大きく声を出して笑い出した。
「……何がおかしい?」
ガトレイはレゾンに言う。
「アハハハハ………本当に笑わしてくれるよガトレイは戦争を起こすだと………いいだろその返事は受け取った!」
「おい!レゾン!早まるな!」
ガオウはレゾンを止めようとする。
「……慌てるなガオウ……ガトレイお前の言葉は
「ん?言っただろ?俺はもう
「……それはジャキ王が死んでいたらの話だろ?もしジャキ王が生きていたらお前は悪魔族の代表では無くなる。ガトレイ個人としてなるんでわ?」
「………なるほど………まぁーいいだろ、あいつは死んだからそれはもう叶わない事だな!」
「………偉い自信満々ではないか。……どちらにせよお前らが戦争を起こした事に後悔するぞ」
「……フフフ、それは楽しみだ。……では俺達は今日から敵同士だ!」
するとガトレイは魔力を練り上げた。
「‼」
ガトレイは練り上げた魔力を放出させた。その放出した魔力は爆発を起こし部屋を破壊をさせた。
ドドドドーーーーン‼
「では、今日は帰るとするよ!」
ガトレイは爆発と同時に逃げ出して何処かに行ってしまった。
そしてその爆発と同時に戦争の合図となった。
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