第28話 ファイナルモード

「お、おいアイツ合体しやがったぞ」


「あぁ、合体して何をするか分からんぞ」


ジャキとガオウは空にいるゼガスに手も足も出ない状態だった。


「キュッキュキュー 機体損傷修復完了、誤差修正完了、システムアップデート完了……」


ゼガスは空中でしばらく動かない状態いた。


「アイツさっきから完了って言ってるぞ。何か始めるきか?」


ガオウは不思議そうにしていると突然ゼガスが急降下してきた。


ズドーーン!


「このロボット前よりデカくなっているぞ!」


ジャキの言う通りゼガスは合体した事によって60メートルぐらいの高さになっていた。


「確かにデカくはなっているがあまり変わってないだろ。また同じようにして破壊してやるよ!」


ガオウは魔力を練り上げ大きく構えた。


「…武神滅却!粉砕拳!」


ガオウはゼガスに大きく振りかぶったパンチを攻撃した。


「‼」


しかしそのパンチはもうゼガスには通用しなかった。


「こいつ傷一つ付かないぞ!」


するとゼガスは右手を挙げだした。


バキャーーン! ……ドーーン! ドーーン! ドーーン!


「ガオウ‼」


ガオウはゼガスの薙ぎ払いでビルを破壊しながら遠くに飛ばされてしまった。


「チャージ完了。ハイメガ粒子砲発射!」


「なっ‼」


今度はジャキに向けて特大ビームを発射してきた。


「クッ‼」


間一髪ジャキはビームから避けた。


「まっ街が!」


ビームが通った町は消し飛んでいた。そして遠くの方を見ると山があったがそれも消し飛んでいた。


「なっなんて奴だ。ガオウの攻撃も効かず、破壊力も上がっている」


「レールガン発射!」


「‼」


立て続けにゼガスはレールガンを発射してきた。


チュドーーン‼


「グアッ‼」


ジャキはレールガンを直撃を食らってしまう。


「クッ……」


ジャキは直撃を食らった事によって、右腕と右足がぶっ飛んでしまった。


ゴゴゴゴゴ……


ジャキが上を見ると高層ビルが落ちてきていた。レールガンがビルに当たり崩れてきたのだ。


「クックソ……」


ドゴーーン‼


ジャキはビルの下敷きになってしまった。


「……ピピ 遠くから生命エネルギーが接近中」


遠くに飛ばされたガオウが頭から血を流しながらものすごいスピードで飛んで戻って来た。


「このヤロー‼」


ガオウは飛んできた勢いでゼガスに渾身のパンチを繰り出した。


ガキーーン……


「…ヤロー‼」


ガオウの渾身のパンチでもビクともしなかった。


そしてゼガスはガオウに向けて腕からワイヤーを飛ばした。


「グッ‼」


ガオウはワイヤーで体をきつく縛り上げられ身動きが取れない状態にさせられた。


ゼガスはガオウに括り付けたワイヤーを大きく振り回し地面に叩きつけた。


「ガハッ‼」


ガオウは大量の吐血をする。


次にゼガスはガオウを空高くに飛ばし、エネルギーをチャージしだした。


「……エネルギーチャージ完了。……ハイメガ粒子発射‼」


キュイーーン‼ ……ドドーーン‼


ハイメガ粒子砲は命中し、ガオウはそのまま落下していった。


「……ガオウ‼」


遠くからジャキの声がした。どうやらビルの瓦礫から抜け出したようだ。傷の方もジャキの能力、超再生で元に戻っていた。


ジャキは急いでガオウの元に行く。そしてジャキがガオウの元に着くがガオウはかなりのダメージを受けていた。


「クックソ……アイツ硬すぎるぞ!それにパワーも格段に上がってるぞ!」


「あぁ、その通りだ。だから俺は油断するなと言ったはずだ」


「……お前も人の事を言えるのかよ。お前もかなりダメージを受けてるぞ」


「……どうするガオウこのままではお前も俺も体が持たんぞ」


「……仕方がない。あまり使いたくなかったがあれを使う」


「……まさかあれを使うのか?」


「あぁ、俺ら鬼人族の代々伝わる秘伝技を使う。……準備するぞ!」


「……お前が言うならやってやるよ」


ジャキとガオウはその場で魔力を練り出し始めた。


「ピピ 大きな魔力があり。追撃します」


ゼガスは2人の魔力を感知し、追撃を始めようとしていた。


「……今更追撃しても遅いぞ‼……ジャキ王やるぞ‼」


「ああ!」


「……悪鬼融合‼」


ガオウが大きく声を出した瞬間に2人の体が光り出した。


「ピピ 2つの生命反応が1つに変化しだしてます」


2人の体は融合によって1つの体になろうとしていた。


そして2人から出ていた光が消えるとそこには融合した奴がいた。


「……融合完了。……大悪鬼の登場だ‼」


悪魔と鬼が融合した事によって大悪鬼に生まれ変わったのだ。



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