【第二章】ズィーナ王国 編
第10話 平和な1日
翌日、いい目覚めの朝を迎えたジャキはいつものように本を読んでいた。そこにキアが部屋に訪れた。
「おはようございます。魔王様、朝食の準備が出来たので1階の方にお越しください」
「あぁ、分かった」
どうやら食事の準備が出来たようだ。俺は1階に降りると席にはミアが座っていた。
「おはようございます。ジャキ様」
「あぁ、おはよう」
ミアと一緒に食事を取るのは久しぶりだ。もう何年も一人で取っていたからな。そう関心をしているとアイシャが起きてきた。髪をぼさぼさで服もだらしない状態で登場だ。
「ふぁ~あ、おじさんおはよう」
「おはよう アイシャ」
アイシャが席に着くとキアに話しかけた。
「んーキア、今日の朝食は何?」
頭を掻きながらキアに朝食を聞いた。
「はいお嬢様、今日は朝一にパン屋で買ってきた食パンを卵に浸して焼いたフレンチトーストと産みたての卵とハムを焼いたハムエッグ、庭でとれた野菜とフルーツを合わせた野菜ジュースでございます」
「んー、ヨーグルトを追加で」
アイシャが寝起きの声でキアにヨーグルトの追加を頼む。
「かしこまりました。お嬢様」
そうするとキアは冷蔵庫に行きヨーグルトを取り出した。ヨーグルトを器に移し席に持ってくる。そしてキアも席に着いた。
「キアも一緒に食事を取るのか?」
「はい、いつもお嬢様と2人で食事を取らしてもらっています」
こうして女3人男1人で朝食を取ることになった。数分間会話が起こらずもくもくと食事を取る。何だか気まずくなってしたジャキが口を開いた。
「アイシャ今日は学校か?」
「今日はちょうど学校が休みよ…」
「そうか…」
朝のテンションなのか会話が弾まない。また気まずい空気が流れてしまった。すると次はアイシャが口を開いた。
「おじさん今日は暇?」
「…あぁ、特に今日はやる事はないが」
「じゃー今日、ズィーナ王国に行かない?欲しい物があるんだ着いてきてよ」
「……そうだな、いいだろう」
「朝食を済ませたら行く準備をするよキア」
「かしこまりました。お嬢様」
何となくで了承してしまった。まぁー今日は特にやる事は無くはないが、たまにはいいだろう。
それにズィーナ王国は初めて行く所だ。確か人間の国の中でも科学に力を入れている国だ。噂によると大きなロボットを作っているとか。まぁーズィーナ王国は悪魔との共存を賛同してくれている国だ。面倒事は無いだろう。それでも調査ぐらいはしておくか。
「おじさんも朝食を食べ終わったら準備してよ」
「あぁ、分かった」
朝食を終えジャキは準備をするのであった。
…数時間後、アイシャと俺はズィーナ王国に着いていた。ちなみにミアとキアは屋敷でお留守番だ。喧嘩をしてないといいけど。
しかし、アイシャの奴とんでもない格好で歩くなへそ出しコーデでサングラスを付けて歩くとは恐れ入った。それとこの国の街は賑やかだな、アイシャが住んでいたウラス王国と天と地の差だ。まぁー俺はウラス王国の静かな所が圧倒的に好きだがな。
「アイシャ、ズィーナ王国に来て何を買うんだ?」
「そうだね、ここの街は色々あるけど取りあえずは服だね」
「服⁈」
「そうよ人間は衣食住が必要なのよ。衣服が無ければ人間は生きていけないのよ」
まさかここに来る目的は服を買うためなのか。俺はてっきり魔法に使う物を買うものだと思っていたに、そして俺はその付き添いなのか。
こうしてジャキはアイシャの付き添いに付き合った。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
読んでいただきありがとうございます。良ければ ★星 応援をお願いします!
自分のやる気が出ます!感想も書くれると嬉しいです。よろしくお願いします。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます