ビーストリー 〈1 迷子の猫〉

第一話 登場人物紹介

■猫ノ目家

【久遠（くおん）】　１４歳

　両親の死を切っ掛けに生家である猫ノ目家に帰ってきた物語の主人公。

　人とは違う金色の目を気味悪がられて育ったため自分に自信がなく臆病。目を覗き込まれることを嫌う引っ込み思案。

　両親の死を受け入れられず、新たな環境にも適応できずに引きこもっていたがケガレにより強制的に引きこもり終了させられる。

　現状の好感度は猫が一番高い。

【守（まもる）】　１６歳

　生まれたばかりの久遠を見て、この人の「守人」になると決意した客観的に見るとヤバい奴。見た目の良さと真面目で素直な性格から周囲には許されている。

　が、肝心の久遠には思いっきり警戒されているので今後頑張って猫よりも高感度をあげなければいけない。

【透子（とうこ）】　１５歳

　猫ノ目筆頭の代理として日夜狩りに出ている少女。真面目で責任感が強いために人に頼れず溜め込みがち。黄色の目で生まれたことにコンプレックスがあり久遠に対してあたりがきつい。

　筆頭の道永のことは実の兄のように尊敬している。

【誠（まこと）】　１７歳

　透子の守人。

　抱え込み無理をしている透子のことを心配しているが、透子の気持ちも分かるために止めることもできずにいる。

【道永（みちなが）】　２５歳

　猫ノ目筆頭。現在は療養中。透子いわく、目を潰されたらしい。

■鳥喰家

【生悟（しょうご）】　１８歳

　鳥喰筆頭狩人。現役の狩人の中では一番の実力者と言われており、鳥喰家以外でも一目置かれた存在。本人も自覚しているため好き勝手する。やりすぎて怒られるまでがテンプレ。

　透子が鳥喰領土に居座っていたので休日出勤を余儀なくされた。

【高畑（たかはた）　朝陽（あさひ）】　１７歳

　生悟の守人。五家出身ではないが生悟に気に入られたために守人になったイレギュラーな存在。そのために周囲にやっかまれることも多いが見事にスルーするくらいには図太い性格。

　せっかくの休みだったのに生悟さんを働かせやがって。と結構怒っていた。